音楽プロデューサー 津田直士の 「人生は映画 主人公はあなた」

「人生は映画 〜 主人公という生きかた」Vol.10 自と他

2013/08/05 13:00 投稿

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  • 人生は映画


 ちょっと変わった質問をします。

   もし、世界をたった二つに分けるとしたら、何と何に分けますか?


 現実と仮想

 自然と人工

 昔と今

 悪の世界と正義の世界

 自分が好きなものと嫌いなもの・・・



 分け方は、いろいろありますよね。

 さて、ここで、


  世界を次の二つに分けてみて下さい

  「自分」と「自分以外のすべて」


 どうでしょう。

 「自分」と「自分以外のすべて」このたった二つだけです。

 分けてみて、何が観えてきたでしょうか・・・。



 二つの世界の大きさのバランスはどうでしょう。

 自然の中の、一生物としての自分、と考えると、宇宙や地球を含む自分以外のすべて
と比べて、あまりにも小さく、弱い存在です。

 一方、「意識」で考えると、感じ方次第では、自分は世界そのもので、目を閉じると
自分以外のすべては、消えてしまいそうな気もします。

 僕は、


  この「自分」と「自分以外のすべて」を

  「自と他」と表現します。


 
 この「自と他」というとらえ方は、

 優れたアーティストが共通して強く持っている感覚

 です。

 おそらく本人たちは、「自と他」という言葉も知らないし、そういう意識もないと
思いますが、僕がその共通した能力に注目しているうちに、気がついたものです。

 別の言い方をすれば、「自と他」の感覚に乏しい人は、優れたアーティストの資質
が欠けているということになります。

 だから、僕がアーティストのプロデュースを手がける時には、この「自と他」の話
をしてみます。
 すぐ理解できたら、あるいはその人なりに実践していたら、優れたアーティストの
素養があるからです。



「自と他」をイメージで実感してみましょう。

 自分が水泳のオリンピック選手で、ある大会の本番に向け、一人で練習をしている
状態をイメージしてみて下さい。


  水の中で、自分の泳ぎ方に集中している心と身体。
  水の外は、自分以外の世界すべて。

  世界が、二つに別れていますよね。
  例えると、こういう感じです。
 

 ところでもし、同じように泳いでいても、それが大会の本番だったらどうでしょう。
 

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