08月04日に配信された「YOSHIKI LAより配信 -PART9-」を観た。

 その中で、エンターテインメントの世界に生きる人間が、新型コロナウイルス禍の中でどのような姿勢で生きていくべきなのか、というテーマについてYOSHIKIが語った部分を観ていて、とても深く共感し、感動した。
 
 僕が共感し感動した理由は、YOSHIKIの語っていた考え方が、このところずっと考えていた僕の思いとぴったりと重なったこともあるが、何よりも、今回の新型コロナウイルス禍という問題に直面する以前、それこそ30年前のYOSHIKIが、Xのリーダーとして、主な作品を生み出す作者として、常に見せていたアーティストとしての姿勢と全く同じところで繋がっていたからだった。

 おそらく今回YOSHIKIが語ったことは、今後展開されていく活動の大前提のようなもので、ファンの人たちはその活動がきっととても楽しみだろうし、その活動に向けてどのような心持で今のYOSHIKIを見つめていれば良いのか、といったことも、今回の話の内容から見えてくると僕は感じた。

 そういったあたりもまた次回書いてみたいと思うけれど、まずはその前提となるような、そしてとても重要な内容だと感じた、今回YOSHIKIが語ったことについて、僕なりの解釈を書いていきたいと思う。

 そこから、新型コロナウイルス禍にかかわらず「アーティストはどのように生きていくべきなのか」というテーマへの、YOSHIKIなりの答えが見えてくるからだ。

 ではまず、その答えとは一体何なのか。