2015年4月28日に配信されたブロマガ記事を復刻版としてお届けします
オリジナルは http://ch.nicovideo.jp/tsudanaoshi/blomaga/ar779436 になります
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【 ART OF LIFE ⑭】
Piano Solo(15:06 〜)
前半が終わり、いよいよピアノソロが始まる。
このセクションのベースにあるのは、坦々と続くピアノのリフレインだ。
基調となるメロディーを音階で表すと、
『ミーファーソーファ』
実にシンプルだ。
メロディーを支えるコードも、Am - Fの繰り返し、と、これもまたシンプル。
けれど、そのシンプルな中に、YOSHIKIが表現したい微妙な感情や、心の温度感のようなものがちゃんと息づいていて、聴く人にしっかりと伝わってくる。
僕にはそれが、YOSHIKIが自分自身を見つめている状態のように感じられるのだ。
そのベースとなるリフレインに、少しずつ音が重なっていく。
このピアノソロを聴くと、やはり二人でスタジオに籠ったデモテープ創りの、あの時を思い出す。
前半が完成すると、次はピアノソロだ、とYOSHIKIから知らされる。
譜面を見せてもらうと、かなりシンプルに見える。
前半が完成すると、次はピアノソロだ、とYOSHIKIから知らされる。
譜面を見せてもらうと、かなりシンプルに見える。
まずベースとなるリフレインをレコーディングしていくことにする。
時々オクターブが変わったり、リフの代わりに上へ上っていく8分音符のフレーズになったりしながら、ソロの世界が構築されていく。
いつものように、時々首を傾げたり譜面を確認したりしながら、ベースとなる部分が出来上がっていく。
やがてそれが終わると、今度はそのフレーズに重ねるパートを弾いていくのだ、とYOSHIKIが説明する。
(ピアノにピアノを重ねるのか・・・)
漠然とそんなことを考えながら、その作業のためにトラックを整理する。
準備が整うと、YOSHIKIはそのベースとなるトラックを聴きながら、時々ピアノを弾く。
時々オクターブが変わったり、リフの代わりに上へ上っていく8分音符のフレーズになったりしながら、ソロの世界が構築されていく。
いつものように、時々首を傾げたり譜面を確認したりしながら、ベースとなる部分が出来上がっていく。
やがてそれが終わると、今度はそのフレーズに重ねるパートを弾いていくのだ、とYOSHIKIが説明する。
(ピアノにピアノを重ねるのか・・・)
漠然とそんなことを考えながら、その作業のためにトラックを整理する。
準備が整うと、YOSHIKIはそのベースとなるトラックを聴きながら、時々ピアノを弾く。
いつもと違って、そのための譜面はないようだ。
少し弾いては、YOSHIKIが(なるほど・・・)という表情を浮かべたり(おかしいな・・・)という表情を浮かべたりするのだが、僕にはどんな演奏が正解なのか、さっぱり分からない。
でも、YOSHIKIにはきちんと表現したいイメージがあるのだろう、慌てることなく、試行錯誤をしながら、音を重ねるための演奏を続ける。
そのうちに、僕は少し不安になってきた。
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