夏真っ盛りで御座います。
夏といえば色々とありますが、誰が考えたのか知りませんが
夏といえばホラー!とかいう訳の分からない風物詩が存在します。
たぶん霊魂サイドもこんな暑い中出てくるの嫌だと思うんですけど、
「夏といえば我々亡者って人間さんも言うてはるし…」とけっこう無理して
化けて出てくれているのです。感謝しながらびっくりしましょう。

しかしながら、死んだ経験のない人間の中には、
「お化けはこわい」
「足がないのは生理的に受け付けない」
「地縛霊っていう名前の響きが格好良すぎる」
等々、ホラー初心者の方からの「こわい」という意見も出ているのも事実です。
どうせその内お前もあっち行くんだからいいじゃないかとは思いますが、
確かに血が通ってるのに井戸の前でお皿数えてプチギレしてる死亡済み女性に対して
レディファーストを心がけるというのも難しい話かもしれません。

そこで、今日はホラー耐性皆無のビビリクソ野郎でも簡単に出来る
心霊対策講座を行いたいと思います。
夏はお化けが出るので冬まで人工冬眠しているというあなたも、
ぜひこの記事を参考に腐れゴースト共に鉄槌を下してやりましょう。

・スタンガンを使う
ホラー初心者に最も多いのが、お化けには物理攻撃が無効である、という勘違い。
お盆シーズンに現世に帰ってきた幽霊100名に取ったアンケート結果によりますと、
およそ82%の幽霊が「殴られたら痛い」と回答しています。
殴ったらパンチが貫通しそうな霊体ですが、大半の幽霊は手応えがあるのです。
また、仮に貫通するタイプの物理無効ゴーストだったとしても、所詮はエネルギー体です。
電撃が効かないエネルギー体など存在しないので、護身用のスタンガンで十分勝てます。
幽霊としても1回死んだ上に存在まで消滅したくはないので、
「消される」と判断したら全力で逃げていきます。そう、あなたの勝利です。

・お盆なのは知ってるけど別に?みたいな顔をする
幽霊たるもの、お盆期間というのは1年で最も張り切る数日間なのは当然です。
気合を入れてナスにまたがって現世に帰ってきたそのタイミングで、
夜道をおどおどしながら行く気の弱そうな青年がいたとしたらどうでしょう?
脅かして下さいと言わんばかりですよね。これではいけません。
「え?お盆?あぁ、黄泉帰り中?お疲れ」という具合に毅然とした態度を崩さないように
心がければ、幽霊側も当然面食らいます。
「あれ、この人お盆慣れしてる?もしかして陰陽師関係者?」などと思わせたら
しめたものです。勝手にこちらを警戒し、幽霊は姿すら見せずにあなたを避けるでしょう。