Jです。


---------- お知らせ ----------

『チョイつく』【一部会員限定】
次回放送は「10/14(水) 20:50 第7回」です。
http://live.nicovideo.jp/gate/lv236290026
(※放送枠は、後述の「ニコ生」と同じです)

『アニつく!』
文化放送「超! A&G+」
次回放送は「10/14(水) 21:00 第37回」です。
(※再放送は、10/15(金) 9:00)
(※配信は、10/22(木) 12:00、「AG-ON」で)

『ニコ生~アニミュグッズ発売記念~』【一部会員限定】
10/14(水) 21:00~
http://live.nicovideo.jp/gate/lv236290026

『池袋シネマチ祭 2015』
11/07(土)~11/08(日)
「アニつく!」との謎解きコラボがあります。
http://www.cinemachi.jp/


---------- 英単語を覚えよう ----------

◆ 覚える、ってどういうこと?

今回は、英語が上手くなりたい、という人向けの話です。
英単語を覚える、という話をしていきますが、
ここでいう「覚える」とはどういうレベルのことを指すのか。

単語を見たり聞いたりした「瞬間に頭にイメージが出てくるレベル」です。
それぐらいの速度で出せるレベルのことを「覚える」と言っています。
普通に読んだり聞いたりするには、このレベルが必要です。


◆ 単語数は重要です

たとえば、日本にやってきた外国人で
「大学生ぐらいの単語は使えるけど、意思疎通があまりうまくいかない人」
「すごい自然に会話できるけど、"ヤバい"とか"かわいい"とかしかわからない人」
という二人がいたとして、

どちらと話をしたいですか?

私は、前者です。

後者は、ハッキリ言って会話する意味がありません。

「東京を見て、どう感じますか?」と聞いて
「すごいっす、やばいっす」としか返ってこないわけですから。
そこで会話終了です。
高校生ぐらいに話すつもりで話すと、全く理解できないのでこれ以上掘り下げることもできません。

前者は、
意思疎通がうまくいかなくても、ある程度単語がわかるので、
意味を確認したり言い回しを教えてあげたりできます。
ここにコミュニケーションが生まれます。

私たちが、英語を使うときも同じです。

文法なんかどうでもいいので単語を覚えましょう。
(意味がわからない単語をあまり見なくなってから、文法を勉強するぐらいで十分です)


◆単語数の目安

中学校卒業までの単語で、1000語。
高校卒業までの単語で、3000語。
難関大学合格に必要なのは、5000~7000語ぐらいといわれます。

英語が母語の人だと、
3000語は、小学校低学年レベル。
10000語で、中高生レベルです。

英語の新聞を読むには、10000語~15000語(+専門用語)
英検3級は、2000語。
英検1級は、10000~15000語。
TOEIC満点は、10000語以上が目安です。

英語圏の人が、普段の会話で使うのは2000語~3000語。
意外と少ないと感じると思いますが、日常会話なのでこれぐらいになります。
もちろん、この単語数で実際に会話するには、単に覚えるだけでなく、
単語の微妙なニュアンスや言い回し、背景となる文化の理解が必要です。


◆ TOEICをおすすめ

余談となりますが、TOEICのお話を。
TOEICと書いて「とーいっく」と読みます。

英語の実力を測るための試験です。
詳しくはこちら => http://www.toeic.or.jp/

全国各地で、ほぼ毎月行われています。
合格不合格という形式ではなく、点数評価されるものです。

受験者は大学生がほとんどですが、
中学生もおじさんおばさんもいますので、幅広いです。

受験地は主に大学なので、
知らない大学に堂々と入れるメリットもありますよ。

よくできた試験ですので、興味が沸いた方は是非受けてみてください。


◆ 英単語を覚えるためのリスト

英単語を大量に覚えるためには、英単語の束が必要ですが、
何を用意するのが良いのか。
自分にあったものを用意するのが良いと思いますが、
ここでは私の個人的な話をします。

英和辞典は、単語数が数万語クラスなので、
覚えるという意味では使いづらいと思います。
(もちろん全部覚えられれば、英語の文豪クラスです)

英単語を覚えよう的な本もたくさんありますが、
自分の頭の引き出しと違った形でグループ分けされていたり
そもそも単語数が少ないことが多く、これも使いづらいです。

今は「LONGMAN Basic English Dictionary」というものを使っています。
これは英英辞典(英単語に英語で説明が書いてある辞典)ですが、
中学生レベルの単語が分かれば説明が読めるようになっていて
コンパクトでありながら12000語が載っています。
「これを全部覚えればいいんだな!」とわかりやすいです。
(確認のために、英和辞典の類も持っておくと良いと思います)


◆ まとめ

どのような方法で覚えても良いので、
「5000語+好きな分野の専門用語」ぐらいを目指して下さい。
全く読めないところから、なんとか読めるぐらいにはなりますので
世界が変わります。

それ以下の単語数で、がんばって文法や長文の読解をやろうとしても
ひたすら辞書を引かなければならないので、
結局、単語を覚えるだけになります、しかも遅い。

「単語」は、基礎体力のようなものです。
ただ鍛えるしか無く、一切の近道はありません。
単語無しで楽して上達するテクニックはありません。

学校に通っている場合は、授業を無視して教科書の単語を全部覚える。
テストを無視して、TOEICの試験問題を解く。
という方が、最終的には良い結果をもたらすと思います。

社会人の場合は、「楽して~」という言葉に踊らされず、黙々と単語を覚える。

ある程度の実力になったら、
好きな分野の情報を英語で手に入れたり、
同じ趣味の海外の人と英語で情報共有してみたり、
日本で外国人旅行者の多い場所に行って話しかけてみたり、
色々と世界が広がります。

今回は以上です、何かの参考になれば幸いです。