アメリカやオーストラリアで牛や豚を育てるときに使われる肥育ホルモンやラクトパミンという薬剤が、国会審議で取り上げられたり、週刊誌の記事に取り上げられたりしています。
肥育ホルモンやラクトパミンは、食品添加物とは違い、牛や豚が生きているうちに与えられるもので、尿などで排出されて動物の体内にはほとんど残りません。
また、肥育ホルモンやラクトパミンには科学的な見地から定められた残留基準があり、輸入された牛肉や豚肉で肥育ホルモンやラクトパミンがこうした残留基準を超えたことはなく、結論から言えば、国内に輸入される肉に関しては安全面からの問題は全くありません。
肥育ホルモンは、性ホルモンで、元々動物の体内に存在するものを製剤化した天然型と、化学的に合成した合成型があります。
天然型のホルモンは、日本やアメリカ、EUなどで繁殖障害の治療などに用いられていますが、アメリカやカナダ、オーストラリア、ニュージ
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