骨太の方針2015の素案が公表された。
素案の23ページに、「改革努力のメルクマールとして、2018年度のPB赤字の対GDP比1%程度を目安とする」という一文がある。
これはこれで重要なのだが、若干、財政再建の目安としては問題がある。
GDPの数値はなかなか確定しないのだ。もちろん、予算編成時に見込の値は出てくる。それに対して予算の原案でのプライマリーバランス赤字を計算しての数値を比較して1%という数字を出すことはできる。
しかし、GDPが確定し、プライマリ―バランス赤字が決算で確定するのは、かなり翌年度に入ってからになる。
予算編成ではGDPの数値をどう置くかで、目標達成ができたかどうか、変わってしまう。
しかも、「1%程度」である。どこまでが「程度」なのか。
そのため行革本部では、自民党の特命委員会のなかで、もっと明確な数値目標を出すべきだと主張し、特命委員会もその方向で提言をまとめた
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