年金再検証が行われている。
2004年の「100年安心年金」までは、5年に一度、年金の財政状況を再計算し、つじつまが合わないと給付と負担の見直しのための法改正をやることになっていた。
しかし、2004年に年金は100年安心だと言ってしまってから、見直しは行わず、年金財政の計算だけしてほら大丈夫というだけのものになった。
それで2009年の再検証は、年金は大丈夫だと外向きに言うために数字の捏造に近いことが行われた。
厚労省は、2009年のこの再検証の数字があまりに現実的でなく、かつ、政府の他の試算と数字の整合性が取れていないという批判を受けた。
そこで、今回、厚労省は内閣府の出した「中長期の経済財政に関する試算」をベースに経済前提をつくろうとしている。
しかし、内閣府の「試算」は、アベノミクスがうまくいったケースを描いたものになった。
一橋大学の小塩隆士、日本総研の西沢和彦両氏をはじめ、内閣
コメント
コメントを書く