私が現役世代の医療保険料の負担を軽減したいと申し上げているのは、医療費とその負担がアンバランスな状況になっているからです。
厚労省が出している年齢階級別の医療費とその負担に関するデータがあります。
最新データは2021年度のものです。
75歳以上、つまり後期高齢者の負担は、窓口負担と保険料をあわせて15万円程度ですが、一人当たりの医療費は75-79歳で約77万円、そこから徐々に医療費は増えて、95-99歳では119万円ちかくになります。
他方、現役世代は、30-34歳から負担額は30万円ちかくになり、45-49歳からしばらくは40万円程度を負担することになります。
現役世代の負担を軽減するためには、高齢者にさらなる負担を求めることになりますが、年金収入にこれ以上の負担を求めるのも難しいでしょう。
しかし、金融資産に着目すると、高齢者ほど金融資産を多く持っていますから、所得だけでなく資産も
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