「年収の壁」を無くすのであれば、いまの第3号被保険者制度の廃止が必要です。
ただし、この制度を前提に人生設計をしてきた方もいますから、決定から廃止まで一定期間をおき、廃止の際にすでに一定以上の年齢になっている人にはこの制度を維持することは当然です。さらには、現在ある産前産後の保険料免除のみならず、例えば、ご自身の健康状態、障害をお持ちのお子さんの子育て、親御さんの介護などで働きに出られない人への配慮も欠かせません。
「収入の壁」は、所得税というよりも社会保険料によるものです。
年金の第2号被保険者(厚生年金)の配偶者が、第3号被保険者として、年金保険料を負担することなく、満額の基礎年金をもらうことができるという制度がこの壁を作ってしまっています。
第3号被保険者という制度を維持する限り、壁は必ず残ります。
この制度は、サラリーマンの妻が専業主婦であるという前提で約40年前に作られたもので、今
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