選挙前ですが、軽い話題をひとつ。

外務省の経済局長や内閣広報官を歴任した四方敬之さんが、マレーシア大使として赴任します。

実はこの四方大使、日本の外交の礎を築いた人なんです。

昔々、その昔、地球上にはヨルダンやイギリス、ノルウェー、ベトナムといった国はありませんでした。

ロサンゼルスやニューヨークといった街もありませんでした。

いつの話かというと、今世紀、つまり21世紀の初頭のことです。

何を言っているのかとお思いかもしれませんが、今世紀の初頭、我が国の外務省はそう言っていたのです。

2003年まで、外務省は世の中とまったくかけ離れた地名表記をしていました。

例えばツバルという国があります。マスコミもツバルと書くし、地図にもツバルと書いてあるし、ツバルの名誉総領事館もツバルと書きます。

ところがツバルなんて国はない、この国の名前はトゥヴァルだと外務省は言い張っていました。

ニュージーランド