プーチンによるウクライナ侵略が、戦争犯罪の様相を呈するようになりました。

本来、国連は、こうした事態に対処するためにつくられたはずの国際機関ですが、その意思決定に関わる安全保障理事会が機能不全に陥っています。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、こうした事態を前に国連改革を呼びかけています。

しかし、その国連改革そのものが、拒否権を持つロシアによってストップされかねません。

侵略者のロシアが拒否権を持つ常任理事国として安保理に座っているわけですから、無理もありません。

私も外務大臣として国連改革に携わってきましたが、現在の国連憲章を改正する国連改革あるいは安保理改革は非常に難しいと思います。

今こそ、我々は歴史に学ぶべきです。

18世紀に北米の13の植民地がイギリスから独立した時に、まず、連合規約(Articles of Confederation)が起草され、1781年に全州がこれを批准し