新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、約3万の塩基から構成されるRNAウイルスです。
そしてこの3万の塩基の一つが約15.5日で変異すると言われています。
この変異を利用して、中国武漢発のゲノム情報を原点として、変異の過程をつないでいくことで、ウイルス株の親子関係を見ることができます。
国立感染症研究所では、これを公表しています。
https://www.niid.go.jp/niid/images/research_info/HMOVIEGIF2-s.gif
1月から2月の中国からの感染の波に由来するウイルス(武漢株)を基点にして、日本で「初期の国内クラスター」が発生しましたが、その後、消失しています。
また、ダイアモンド・プリンセス号で確認されたウイルスは、武漢株から塩基が一つだけ変異していましたが、この株はその後、検出されず、日本では消失したと考えられます。
3月に欧州からの
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