日銀の金融緩和について、目標としているインフレ率2.0%の達成もできないが、心配されていたハイパーインフレや金利急騰、キャピタルフライトなどは起きる兆しもなく、それならばしばらくこのままの政策でよいのではないか、あるいは金融緩和だけでなく財政出動もすべしといった根拠のない議論が自民党の中でも時々聞こえてきます。
本当に金融緩和によるひずみがないのかといえば、日本の金融機関がドルを調達するときに、「ジャパンプレミアム」を求められ、それが大きくなっているということがありました。
2016年末にかけてジャパンプレミアムが1.0%にもなり、一部で懸念の声も出ていましたが、そこからプレミアムは小さくなり、足元では0.4%程度と言われています。
だからやはり心配ないのだという声もありますが、市場関係者からは心配ないとは言い切れないという懸念の声があがっています。
足元でジャパンプレミアムが小さくなった
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