A: そうですね。でも対策することはできますよ。
さあ皆さーん、今日も元気に「おは用語」!
パソコンやスマートフォンから大切な情報を盗み取ったり、ユーザーの行動を監視したりする「スパイウェア」って本当に恐ろしいですよね。誰もがネットに接続する時代ですから、こうした悪意のあるソフトウェア(マルウェア)についてはしっかりと知識を身につけておく必要があります。
ここでは「スパイウェアとは何なのか」「個人でできる対策は」といった基礎知識をご紹介しましょう。
まずは「スパイウェアとは何か」を知ろう
スパイウェアとは、ユーザーが意図しないままにインストールされ、コンピュータ内の情報を勝手に収集するソフトウェアのこと。具体的にはアドレス帳や個人情報を収集して送信するもの、ユーザーの操作履歴や位置情報などを監視するものなどなど。
代表的なスパイウェアには、キーボードから入力された文字の情報を収集する「キーロガー」と呼ばれるものがあります。これに気付かずにパソコンやスマートフォンを使っていると、メールの内容からパスワードまですべて筒抜けになってしまうので、非常に危険と言えるでしょう。
また、かつては恋人などの端末にインストールして、行動を監視するスパイウェアが出現したこともありました。上の参考記事で取り上げたものは全てサービス終了済みですが、現在ではより巧妙にスパイウェアが隠されているケースもありそうです。
今すぐできる、スパイウェア対策
スパイウェアの侵入経路として多いのが、一見無害なアプリを装ってユーザーにインストールさせる「トロイの木馬」と呼ばれる手口。「バッテリーが長持ちするようになる」「占い」「カメラ」といったアプリが実はスパイウェアだった...なんて事例が多く報告されています。
加えて、メールの添付ファイルを不用意に開いたことでスパイウェアが侵入するケースなども。こうしたスパイウェアから身を守るための心得として、IPA 独立行政法人 情報処理推進機構では以下のような「スパイウェア対策5箇条」を呼びかけています。
・スパイウェア対策ソフトを利用し、定期的な定義ファイルの更新およびスパイウェア検査を行う
・コンピュータを常に最新の状態にしておく
・怪しいサイトや不審なメールに注意
・コンピュータのセキュリティを強化する
・万が一のために、必要なファイルのバックアップを取る
補足: 自分で管理できないコンピュータでは、重要な個人情報の入力を行わない
より詳しい内容については、IPAがPDFファイルで配布している「スパイウェア対策のしおり」をご一読くださいね。この機会に対策アプリのインストールを検討するAndroidユーザーには、まとめ記事「【どれ使う?セキュリティアプリ】厳選10本!アプリ別の特徴まとめ」がオススメです。
それでは皆さん、今日も1日スマートに! 行ってらっしゃい!