誰かのFacebook投稿にコメントを残すのって、ちょっとした勇気が必要ですよね。
親しい友人ならまだしも、仕事関係者やFacebook上だけでつながっている人など、少し距離感のある相手ならばなおのこと。
それでも勇気を振り絞って、なにがしかコメントを残したとします。それに対して、投稿主から好意的なコメント返しがあったりしたら、妙にテンションが高まりませんか?
ましてやその相手が「気になる女性」とあれば、気分急上昇しすぎて大気圏まで一気に突き抜けそうな勢いに。
そのハイテンション具合が、実はダダ漏れしてしまっている御仁がたまにいらっしゃいます。
なぜダダ漏れかというと、投稿主からのコメント返しにさらにコメントを残し、ときには追いコメント(連投)などして深追いしているのがフィードでまる見えになっているからです。
心の機微がウォールにだだ漏れ
例えば、ある女性(美人)が景勝地に行った時の風景写真を投稿したとします。
ある御仁がこの美人さん投稿にからみたくて、「そこ、素敵な場所ですよね。わたしも一昨年訪れました」など、かるーいコメントを残します。
すると数分後、美人さんから「○○さんもココに行かれたことがあるのですね。壮大な風景に心が洗われました」などと、これまたかるーいコメント返しがあったとします。
御仁、この時点で気分上昇レバーを一気に引く準備に入ります。「ここの風景は、西暦○○年の○○山噴火により作られた地形と言われ云々(以下、うんちく長々コメント)」。
この追いコメントに「いいね!」を押して「やりとり終了」としてしまう人も多いかもしれません。ですが、たまに長々追いコメントにも丁寧にコメント返しをしてくれる心優しき人がいたりするものです。
「そうなんですか。○○さん、お詳しいのですね。今度じっくりお話をお聞かせください」などなど......。
こんなこと書かれたら、御仁の気分は当然ながら成層圏に突入。コメント返しに対してさらなる深追いコメントをしてしまいます。
「実はもっと興味深い話がこの地にはあり云々(またまたうんちく長々)」。こうやって「コメントやりとりエンドレス・フォーエバー」状態になっていきます。
気づいてほしい!
悪意のある記事を書いているようですが、実はこのようなやりとりは見ていて微笑ましいものです。
「男性、嬉しそうだなー。よかったねー」って。ただし女性のほうの気持ちも手に取るようにわかるので、ちょっとだけ胸が痛むことがあるのです。
「この女性、ちょっと『ウザッ』と感じているよね。でも男性はそれに気づいていないよね」と。
いくら気分が高まったからといって、チャットのようにコメント欄を独占しては周囲に「Facebookを使いこなしていない人か、空気が読めない人か」と思われてしまう可能性が高いもの。
また、投稿主も「コメントやりとりをどこで終わりにしていいか」がわからなくなり、京都の『ぶぶ漬け』的な終了コメントを送ってみるものの、そのコメントに対しても追いコメントが送られてくるため、さらに困惑する状況になってしまうのです。
みんなが見えるコメント欄は1往復、多くて2往復までにして、投稿主のコメント返しには、書きたいことが山ほどあったとしても「いいね!」を押して打ち止めにしたほうがスマートに見えます。
また、投稿主とどこかで会う機会があった時に「そういえば先日投稿されていたあの場所ですが」と切り出せば、その人と会話が弾むことは間違いないはず。ですから、そんなチャンスのためにもすべてのトピックをFacebook上でやり切ってしまわないことも、時には重要なのです。
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