メインメモリ4GBは、スマホ史上最大スペックなんですよ!
「次の機種変更はエクスペリアZ4に決めた!」という人にこそ伝えたい、魅力的なスマホ端末の日本国内発売が発表されました。
それが台湾ASUS(エイスース)の最新モデル『Zenfone2(ゼンフォン2)』。格安スマホの中でも知名度の高い「ZenFone5」の後継機にあたり、もちろん今回もSIMフリー端末として販売されます。
同社が「モンスター級パフォーマンス」と自負する高性能機で、月々の利用料金は抑えながらも、端末のスペックには妥協したくないというユーザーにアピールしそうな予感の本端末。その性能を、都内で行われた発表会の様子を交えつつご紹介しましょう。
インテルも、史上最大メモリも、はいってる
ZenFone2最大のアピールポイントは、なんといってもスマホとして世界初となる4GBの大容量メモリ、そして「インテルはいってる」な高性能プロセッサ搭載といったスペックの高さ。複数のアプリを同時に立ち上げても軽快に動作するパワーが自慢です。
解説記事1: 知っておきたい「メインメモリ」と「ストレージ」の違い
解説記事2: スマホやコンピュータの頭脳「プロセッサ」って何だろう?
また、従来はあまりクローズアップされなかったスペックとして、画面のタッチレスポンスの良さも挙げられ、タッチしてからの反応は60ミリ秒とかなり高速。
この60ミリ秒という値は、iPhoneに並ぶ反応の早さです。
画面タッチの感覚はユーザーによって好みの分かれるポイントではあるものの、「なんだかよくわからないけど、AndroidってiPhoneより反応が悪い気がするんだよなぁ...」と感じていたユーザーには一度試してみてほしいところ。
「デジカメ感覚で遊べる」デキの良いカメラ
「スーパーHDRモード」や、暗所に強い「ローライトモード」といった、シーンにあわせた撮影モードが用意されているだけでなく、自撮りブームに乗った「自分撮りパノラマ」も備えるカメラは、ASUSが自信を見せる機能のひとつ。
シャッタースピードや感度などを細かく調整できる「マニュアル撮影モード」もあって、カメラ好きも楽しめるスマホカメラに仕上がっています。
また、フルHD(1920×1080画素)IPS液晶のキレイな画面も好感触。5.5インチの大画面ですし、動画や写真を存分に楽しんでみたいものです。なお、上の写真はエクスペリアZ2、iPhone5とのサイズ比較。
1台の端末で何台分もの働きをする機能も
キッズケータイやらくらくフォンのように使える「キッズモード」「簡単モード」があるので、ユーザーにあわせて使い方いろいろ。
普段使うアカウントとは別に、サブのアカウントや設定に切り替えられる「スナップビュー」機能を使えば、仕事用とプライベートを切り分けることができたりと、まるで複数の端末のように使うこともできます。さらにキャリアやMVNOのSIMカードも二枚挿しできるデュアルSIMに対応です。
背面カバーも別売りの個性的デザインがラインアップされ、気分によって色だけでなく手触りまで変更できます。端末そのもののルックスから、画面の見た目、アカウントまで自由に変えられるということで、まさに「一粒で何度もおいしい」スマホと言えそう。
ATOK搭載で日本に本気。気になるお値段は?
また、海外製スマホながら、日本上陸にあたっては日本語入力ソフトの代名詞とも言える『ATOK』をプリインストール。日本市場への本気度が伺えますね。
すでにZenFone2の予約受付は開始されていて、発売は5月16日の予定。価格はハイスペック(メインメモリ4GB、ストレージ64GB)モデルが5万800円、ミドルレンジ(メインメモリ4GB、ストレージ32GB)で4万5,800円、そしてプロセッサが廉価版となるローエンド(メインメモリ2GB、ストレージ32GB)は3万5,800円です。
格安スマホ端末と呼ぶにはやや高めの価格設定ながら、スペックの高さから競争力は充分。防水、おサイフケータイ非搭載なのが惜しまれますが、そこはiPhoneも同じ...ということで。
繰り返しになりますが、「月々の利用料金は抑えながらも、端末のスペックには妥協したくない」ユーザーにとっては、かなり有力な選択肢となりそうです。