大は小を兼ねませんでした。
ここ最近、旧世代機である「iPhone 5s」の売り上げが伸びているようです。海外ビジネス情報サイトのBusiness Insiderが報じていました。
2015年の第1四半期には10%程度だった「iPhone 5s」の売り上げが、第2四半期に入って20%にまで伸びたということです。この売れ方は、最新機種である「iPhone 6」や「iPhone 6 Plus」の売上に影響を与えかねないほど。
通常、古いモデルの需要が回復することはないため、珍しい現象といえましょう。「iPhone 6」シリーズに比べて安い「iPhone 5s」が売れるというのは、今後アップルにとって問題になるかもしれません。
なぜ今「5s」?
では、なぜこのタイミングで、旧世代機である「5s」が売れているのでしょうか。理由はさまざま考えられますが、やはりサイズの違いによるとこは大きいと思います。
「iPhone 5」から「iPhone 5s」までのディスプレイは4インチでしたが、「iPhone 6」からは4.7インチとなりました。4インチまではほぼだれでも片手で使えるサイズですが、4.7インチは人によっては片手で持つには少し大変です。
アンドロイドスマホの市場では5インチが中心となっていますが、4インチ代の機種を求める声は今でもあります。ソニーの「Xperia Z3 Compact」(エクスペリア Z3 コンパクト)という、小型スマホのニーズにこたえた商品もありますね。
私も今現在5インチのスマホを使っていますが、やはり電車の中で片手で使うのは少し大変です。機能面では「iPhone 6」のほうが優れているとしても、サイズの都合で「iPhone 5s」を選ぶ人の気持ちもよく分かります。
アップルでも現在4インチの「iPhone 6 mini」を開発中といううわさもありますし、アップルにも4インチを求める声は多数届いているのかもしれません。
人によって、手の大きさやスマホを使う環境は異なるもの。やはり、5インチ前後のサイズになってくると、好みが分かれてくるのでしょうか。
今になって売れ出した、「iPhone 5s」。皆さんは、どちらのサイズがお好みですか?
Soc Gen analyst says there's 'trouble brewing' as Apple iPhone 5S sales made a 'puzzling' jump this quarter[Business Insider via iPhone Mania]