ただし、フィリピンとインドネシア。
日本では格安スマホが携帯電話業界の熱い話題となっていますが、沖縄のさらに先、フィリピンとインドネシアでは無料のモバイル通信が話題となっているようです。週アスPLUSなどが伝えていました。
インターネットが無料! ぜひ自分も、と思うかもしれませんが、これは日本では利用できないサービスです。
それに、お金を払ってでも、日本のインターネットを使ったほうが良さそうですよ。一体どんなものなのか、簡単にご紹介いたしましょう。
無料の理由は「広告」
インターネットが無料で使える理由は、「POP SLIDE」(ポップスライド)というアプリにあります。Google Playで公開されているアプリですが、日本からではインストールできません。
このアプリをインストールすると、電源ボタンを押した時のロック画面に広告が表示されるようになります。この広告を見るたびに、利用者はポイントを獲得していくという仕組み。
日本にもロック画面に広告を表示してポイントをためられるアプリがありますが、仕組みとしては同じですね。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
しかし、このアプリのポイントと無料のモバイル通信に、一体どのような関係があるのでしょうか。そこには、東南アジア諸国における、モバイル通信事情が関係していました。
東南アジアのモバイル通信事情
現在東南アジア諸国では、プリペイド式のモバイル通信がよく使われています。お店で通信費をチャージして、払った額の分だけ通信できるというもの。
前述のポップスライドでたまるポイントは、このモバイル通信に使うチャージ費として交換できるのです。たくさん広告を見ることで、インターネットを無料で使えるというわけですね。
現地の人にとっては高額なインターネットを、誰でも使えるようにしたのが「ポップスライド」というわけです。なかなか、面白い試みですね。
とはいえ、このアプリだけで一日中インターネットを使えるようにする、なんていうのは無理でしょう。私も広告でポイントを稼ぐアプリを使ってみたことがあるのですが、一日と持ちませんでしたからね...。三日坊主未満です。
私たち日本人は、お金を払うことで相応のサービスを受けているということなのでしょう。現地の人たちも、いろいろと割り切りながらモバイル通信を使っているんだなーと感じました。
ちなみにこの「ポップスライド」、作ったのは日本人です。本アプリにかける熱い意気込みなどを動画で語っていますので、気になる方は週アスPLUSをご覧ください。