またもや、IIJがやってくれました。
株式会社インターネットイニシアティブ(以下、「IIJ」と表記)が、通話料割引サービス「ファミリー通話割引」と「みおふぉんダイアル」を4月1日より開始します。プレスリリースにて発表されました。
IIJは、個人向けに「格安SIM」を提供している業者です。いくつかのプランを提供していますが、今回のサービスの対象となるのは音声通話機能有りの「みおふぉん」のみ。
「ファミリー通話割引」はその名の通り、家族間での通話料が割り引かれるサービスです。一方、「みおふぉんダイアル」はあらゆる通話料が割り引かれるサービスで、2つのサービスの併用もできます。
一体どれほど通話が安くなるのか、そしてどうやって使うのか。簡単に見てみましょう。
これだけ安くなる通話料
各サービスで割り引かれる通話料は、以下のとおり。
利用サービス名 料金 割引率 みおふぉんダイアル 通常 20円/30秒 → 10円/30秒 50%割引 ファミリー通話割引 通常 20円/30秒 → 16円/30秒 20%割引 みおふぉんダイアルとファミリー通話割引を併用 通常 20円/30秒 → 8円/30秒 60%割引「みおふぉんダイアル」を使うことで通話料が半額になり、「ファミリー通話割引」の併用で家族間の通話がさらに安くなります。破格ですねー。
各サービスの使い方
では、各サービスの使い方を、公式サイトから簡単にまとめてみましょう。
みおふぉんダイアル
まず、通話料が半額になる「みおふぉんダイアル」は、これといって必要な手続きはありません。4月1日から配布の開始する、専用のアプリを使って通話すればOK。
まだアプリの見た目などはわかりませんが、普通の通話アプリかと思われます。アプリは、アンドロイド用と「iPhone」用の両方が用意されるとのこと。
もし現在使っている通話アプリを使い続けたい場合は、発信番号の頭に「0037-691」をつけることでも割引が適用されます。
ファミリー通話割引
続いて家族間の通話料が割引になる、「ファミリー通話割引」について。本サービスを適用するには、以下の条件を満たす必要があります。
・同一の mioID 内でご契約中のみおふぉん同士であること
・他社が提供する楽天電話などの中継電話サービスを利用していないこと
「mioID」については、以下のページを参考にしてください。
これらの条件がそろっていれば、自動的に割り引かれます。なお、みおふぉんの契約者同士の通話の場合でも、同一の「mioID」で契約している電話番号同士の通話でない場合割引対象とはならないのでご注意ください。
攻勢をかけるIIJ
ここ最近のIIJは、かなり攻めてきていますね。つい先日も、お値段据え置きで通信量アップを発表したところでした。
もともと通信の品質が高いことで有名なIIJですので、これからさらに人気が加熱しそうです。他社の格安SIMは、この動きにどう出るのでしょうか。
格安SIMといえば、通話料だけは高いというのが今までの常識でした。もしこれから通話料すら安くなるというのであれば、ますますキャリアからの乗り換えが増えていきそうですね。
IIJ、MVNO業界初となる「ファミリー通話割引」を提供開始。同時に 「みおふぉんダイアル」を提供開始[プレスリリース]
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