広告を見るか、移住するか‥。
3月13日より、巨大掲示板サイト「2ちゃんねる」の広告表示が必須となりました。以下のサイトにて、公式に告知されています。
この処置によって、すでに古いバージョンの専用ブラウザではサイトを利用できなくなりました(本記事トップ画像)。それに伴い、過去ログのファイル(dat)へのアクセスも廃止へ。
もう専用ブラウザで見ることはできないのか? 過去ログの行方は? 一体、「2ちゃんねる」で何が起きたのか? 簡単にご説明いたしましょう。
広告表示の必須化について
今回「2ちゃんねる」では、収益を上げるために必ず広告を表示するようになりました。今までもウェブブラウザ(インターネットエクスプローラーやGoogle Chrome)で見た場合は広告が出ていましたが、今後は大きな広告が目立つ位置に出ます。
具体的には、以下の様な感じに。
今までは外部サイトへのジャンプページだけだった広告が、スレッド内も表示されるように。これは、うっとうしいですね...。
専用ブラウザでも広告表示
広告の表示は、ウェブブラウザで見た時に限りません。「2ちゃんねる」を見るための専用ブラウザでも同じです。
古いバージョンの専用ブラウザは広告の表示に対応していないため、前述のとおり利用できなくなりました。引き続き専用ブラウザから利用するには、アプリの更新が必要となります。
さらに、広告表示に対応したバージョンを開発していないものは、今後の使用は不可能となるかもしれません。現在広告の表示に対応したバージョンが公開されている専用ブラウザは、公式サイトにて確認できます。
ちなみに、最新の「Jane Style」(ジェーンスタイル)だと以下のようになりました。
また、スマホの「2ch mate」だと、以下のように。
あらゆる環境で、「2ちゃんねる」を見るときは必ず広告が表示されるというわけですね。
広告の非表示は有料
広告がどうしても邪魔だという方は、非表示にすることもできます。ただし、「Ronin」という、有料サービスへの加入が必要です。
価格は1カ月400円、6カ月2000円、1年3600円。広告の非表示以外にも過去ログが見られるようになるなど、いろいろと特典があります。
専用ブラウザを使う場合は、設定画面などから「Ronin」へログインすればOK。
ユーザーの反応
今回の処置に、当然ながら多くのユーザーが反発。海外の自由な掲示板を使用するなど、一部ユーザーは移住も開始しているようです。
また、国内でも「オープン2ちゃんねる」という類似サービスがありますので、こちらへ移住する人も。一方、広告が表示されても気にせず、とどまるユーザーも多くいます。
今後「2ちゃんねる」と他サイトで、ユーザーの奪い合いが起きるかもしれません。細分化が進みそうですね。
今までになく大きな動きが起きている、「2ちゃんねる」。普段から使っていた人は、一つの判断を迫られそうです。
2ちゃんねる専用ブラウザをご利用の皆さまへ[2ch.net]