アプリやネットサービスを利用する際、「利用規約」に同意を求められる。皆さんは、利用規約等をきちんと読んで同意しているだろうか。
利用規約を読まずに「同意」は危険
一部の無料コミュニケーションアプリを利用する場合、スマホのアドレス帳にある情報を運営企業のサーバーに送る必要がある。LINEの他、カカオトークなどでも必要とされる。
クロス・マーケティングが実施した「スマートフォンでのコミュニケーションアプリ利用実態に関する調査」(2012年5月)によると、スマホのアドレス帳の情報が自動的に他人に送信・取得され活用されることを良くないと思う人は、79%と約8割に上った。
一方で、LINEなどのコミュニケーションアプリを利用する際、スマホのアドレス帳の情報が自動的に他人に送信・取得され活用されることを認知している人は、54%と半数に過ぎなかった。
アプリの規約内容を把握しておかなければ、意図しない情報を運営企業側に渡してしまう可能性があるというわけだ。
同意した後では取り返しが付かないこともあるので、注意が必要だ。
ネットサービスの利用規約にも注意
ネットマイル実施の「ネットサービスの利用規約・プライバシー調査」(2012年4月)によると、ネットサービスを利用する際、利用規約をきちんと読むと回答した人はわずか15%であり、32%は読まないと回答。読まない理由の88%は「めんどくさい」となっていた。
サービス利用に関するトラブルが起きて、初めて利用規約を読んだ経験がある人は、24%いた。
アプリ・ネットサービスを問わず、自分が同意している規約内容は把握しておく必要がある。同意したことで、思わぬリスクを負う可能性があることは知っておくべきだろう。