ナンバーワンだらけでしたからね。
総務省が、スマホの「つながりやすさ」に基準を定めることを明らかにしました。時事ドットコムの報道によります。
今現在は各キャリアの宣伝において、全社「つながりやすさナンバーワン」といった宣伝がされています。今回の基準制定は、このような「加熱した」PR合戦を是正するためのもの。
基準をどのように制定するのかはまだわかっていませんが、今後は「つながりやすさ」を押し出したPRは減っていくかもしれません。ナンバーワンが何社もある状態は、おかしかったですからね。
本当につながりやすいキャリアは明らかになるか?
さて、では基準が制定されたとして、本当に「一番つながりやすいキャリア」は明らかになるでしょうか? おそらく、答えはノーです。
というのも、スマホのつながりやすさは、場所や時間といった条件によって大きく左右されるため。確かに基準にそった条件下では「もっともつながりやすい」状態になると思いますが、少しでもその条件から外れれば他社の方がつながりやすくなるかもしれません。
今は全社がナンバーワンを名乗っているため、消費生活センターに苦情や相談が多く寄せられているそうです。今回の基準制定は、こういった現状を正すことが目的なのではないでしょうか。
それに、もう今となっては、どのキャリアも「つながりやすさ」に極端な差はないはず。特定の電波しか入らないような地域でない限り、サービスやプランで選んだほうが良いのではないでしょうか。
格安SIMには差が
一方で、格安SIMにおいては、各社で回線速度に差が出ることが明らかになっています。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
こちらも気にするほどの差ではないかもしれませんが、参考程度には覚えておいて損はないでしょう。なお、「格安SIM」などについては、以下の記事にて解説しています。
携帯電話の回線選びは難しいものですが、できるだけいろいろな視点から自分にあったものを選んでくださいね。
「つながりやすさ」に基準=スマホPR過熱にクギ-総務省[時事ドットコム]