一週間にわたって、ネットの基本的なサービスから、ネット動画にまつわるお話までを解説してきましたね。見落としている話題がないか、しっかりと確認しておきましょう。
ネット契約のキホン、「プロバイダ」のハナシ
ネット接続のためには、回線とは別にインターネットサービスプロバイダ(ISP)との契約が必要ですよね。こうした業者はインターネットへの入り口となる様々なサービスを提供しています。スマホなどの携帯電話契約でも、キャリアがプロバイダ業務をしているため「iモード」などの料金が別途かかっているというわけです。
また、最近では自前の回線を持たないプロバイダが『MVNO』や『光回線卸』を受けて通信サービスに参入してきていますし、携帯電話と固定通信の両方を契約すると「セット割」として料金がやすくなるサービスも増加中ですよ。
ちなみに今さらかもしれませんが、いまネットで利用率が高い『ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)』などの各種サービスは、基本的にプロバイダやキャリアと無関係なものばかりです。
ネットで動画の視聴スタイルにも変化が
決まった時間に番組が一方的に放送される時代から、視聴者が観たいときに好きな場所で楽しむスタイルに変化したのが、現代のネット動画の姿。
解説記事: 動画配信の「オンデマンド」ってどういう意味なの?
こうした「視聴者の要求に応じて」いつでも視聴できる動画サービスは『ビデオ・オン・デマンド(VOD)』と呼ばれています。
解説記事: 2015年注目の「スマートテレビ」事情って?
また、ネット時代にあわせて進化した『スマートテレビ』も今後注目したいアイテム。かつてのパソコンやスマホ・タブレットのように、メーカーによって異なるOSを搭載したスマートテレビが登場してくる予定とされています。
時代が変化するにしたがって、サービスの提供されかたや機械そのもの(ハードウェア)も刻一刻と変化していっているんですね。気をぬくと時代に取り残されてしまいますよ!
それでは来週も一週間、スマートに!
ナビゲーター: 渡邊ちこ(notall)[公式プロフィール/Twitter]
Photo by Thinkstock/Getty Images