人前で靴を脱ぐ時に、一番恥ずかしいのは靴下に空いた穴です。
少し擦り切れていても、「まだ大丈夫」と気合いを入れて出社。帰りに飲み会に誘われて、入った所が座敷。すでに、靴下のHPは0だった。
なんて経験、誰もがしているハズです。
そんな悩みとおさらばできる画期的なアイテムが『足袋』なんです。
昔からありますが、和装した時ぐらいしか履かないのが足袋ではないでしょうか?
これを日常に取り入れてみると、様々な事が解決するのです。
穴があきづらい
大げさに言えば、穴が開かないのです。いや空きますよ。布切れですから。開くのですが、その頃には他もあちこちホツれてボロボロになっているでしょう。普段足袋を履き慣れている落語家仲間でも、穴が開いた状態を見たことがないです。 それぐらい丈夫なのです。
臭いをシャットアウト
靴下は大抵一枚布です。足の裏から染み出た汗は、臭いとなって周囲に広がります。ですが足袋は表地と裏地で構成されているので、表に染み出してくる事はほとんどありません。防寒という点から見ても非常に優れているのが足袋なのです。
親指が独立している
足袋を選ぶ時、ピッタリとしたモノを選びましょう。大きすぎても小さすぎても本来の力は発揮できません。スポーツメーカーも足袋スニーカーなんという代物を開発しているぐらい注目されているのです。足の親指に力を入れないと俊敏な動きはできないそうです。親指が独立している足袋は、自然と動かす癖が付きますから、同じ距離を同じように歩いても、疲れ方が違ってきます。
日本の風土に合っている
板の間、畳、そんな床事情の日本で親しまれてきたのが足袋です。畳を傷つけない柔らかさと、板の上で滑らないグリップ力を兼ね備えています。 その上で、板のささくれぐらいでは突き破れない丈夫なソールなのです。
ファッショナブル
隠れたお洒落を演出できます。足袋は靴下の様に足の形をはっきり見せないので、ちょっと自信のない方にもおすすめです。シワの無い白足袋が、足元をスタイリッシュに魅せてくれます。
問題は靴のサイズが変わる所だけ
残念ながら、生地が厚いので今履いている靴だと、少し窮屈になるかもしれません。ですが、それを差し引いてもメリットはありますので、足袋生活、まずは休日にでも初めてみてください。