今朝はアップル製品のカメラにつけられている「iSightカメラ」や「Facetimeカメラ」といった用語を解説しましょう。実は過去のアップル製品や、ビデオ通話アプリにも関係する言葉なんです。
むかし、アップル製カメラ「iSight」があった
まず、「iSight(アイサイト)」という名前は、2003年にアップルが発売したパソコン(Mac)用の外付けウェブカメラに端を発しています。
現在はスマホやタブレット、パソコンに内蔵されるのが当たり前になったカメラ機能。でも当時はまだ別売りされるのが一般的で、画質も今とは比べられないほど低いものだったのです。やがてiPhoneやiPadの背面カメラの名称として「iSightカメラ」という呼び名が定着するようになりました。
余談ですが、1994〜97年の一時期、アップル社は「Quicktake(クイックテイク)」というデジカメを販売していたこともあるんですよ。
Facetimeはビデオ通話を意味するアップル用語
さて、アップル製品同士でビデオ通話ができる仕組みが「Facetime(フェイスタイム)」です。残念ながらAndroidなどの他社製品とは互換性がないですが、iPhoneやiPadだけでなく、Macともビデオ通話ができますね。
このFacetimeでのビデオ通話に使うためのカメラとして、iOS端末のインカメラは「Facetimeカメラ」と呼ばれています。つまりiPhoneやiPadのカメラの呼び名は、内側(インカメラ)が「Facetimeカメラ」で、外側(背面カメラ)がiSightカメラということ。ちなみに以前iSightと呼ばれていたMacの内蔵カメラも、現在はFacetimeカメラというネーミングに統一されています。アップルの提供するサービスや過去の製品が、部品の呼び名に関連していたりもするんですね。
それでは今日も一日、スマートに! いってらっしゃい!
ナビゲーター: 佐藤遥(notall)[公式プロフィール/Twitter]
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