2013年6月、米国政府の通信監視プログラムを告発したCIA(中央情報局)、ならびにNSA(国家安全保障局)の元職員「エドワード・スノーデン」氏をおぼえている方は多いことでしょう。当時の国際ニュースを大きく賑わせた人物です。
スノーデン氏って、何をした人だっけ?
彼自身が勤務していたNSAによる、極秘の個人情報収集・通信監視プログラム『PRISM(プリズム)』、および盗聴ツール『バウンドレス・インフォーマント』の存在を告発したことで一躍話題の人となったのが、このスノーデン氏。
難しい専門用語を抜きに要約すると、彼の暴露によって「米政府が国内だけでなく、全世界の通信を傍受していた」ということが明らかになって世界的なスキャンダルに発展したのです。
現在はロシアに滞在しています
米国当局の手から逃れるため、香港でNSAの告発をしたスノーデン氏。第三国への亡命を希望していましたが、なかなか思うようにいかず、現在は一時難民認定を受け、ロシアに滞在しているとされています。
ちなみに、ロシア現地メディア『リアノーボスチ通信』が同氏の「米国ではみんなロシアは地球上で最悪の場所だと思い込んでいるが、自身はロシアは素晴らしい国だと思う」といった発言を伝えたそうで、意外とロシアでの生活をエンジョイしているのかもしれません。
実際、昨年の7月には本来1年のはずだったロシア滞在期間が延長され、さらに3年間の居住権を手にしているのだそう。
表舞台から姿を消したかにも見えたスノーデン氏ですが、そういえば彼は少年時代にいわゆる日本アニメ・漫画などの「オタク」であったともいわれているため、ロシアでのオタク・ライフがどういったものなのかも直接聞いてみたいところではあります。
参考:
エドワード・スノーデン [Wikipedia]
スノーデン氏、ロシアは最悪と聞かされてきたけど、ここは最高 [The Voice of Russia]