ブリティッシュジョークでは、済まされません。
英国のフィリップ・ドゥルーリー議員が、フェイスブック上での失言により離党しました。海外メディアのBBC NewsとDaily Mail Onlineが伝えています。
Lib Dem council leader quits party after saying no one would want to rape British woman who claims she was sexually assaulted in Italian nightclub[Daily Mail Online]
その失言の内容がなかなかにハードでして、イタリアのナイトクラブで性的暴行をされたという21歳の女子大生に対し「彼女の顔を見てそんなことしようと思う人はいないでしょう(笑)」といった趣旨のコメントを投稿しました。
元の発言は
「Not sure anyone would want to even think about it looking at her lol」
でして、最後の「lol」が日本語でいうところの(笑)とか「w」とかに当たります。かなりあおり気味の文章であることが、お分かりいただけるでしょう。
そして離党へ
このコメントは、案の定大炎上しました。「心が醜い、鏡を見ろ」「こいつのほうが醜い、なんて男だ」「このバカには教育が必要だ」などといった非難のコメントが多数寄せられ、ついには離党という結果に。
ただし、あくまでもプラベートでの発言だったとして辞職には追い込まれまれず、離党後も無所属として議員を続けています。この点でも、「早く辞職しろ」といった避難を浴びることとなってしまいましたが。
さらにその後、フィリップ氏は「あの時は中国の出張から帰ってきたばかりで疲れていたんだ」と、全部中国が悪いみたいなコメントを発表。この発言により、「ひどい言い訳だ」ともう一非難浴びる結果となりました。何してるのこの人...。
議員の失言は世界共通?
いやあ、これはかなりひどい失言ですね。炎上するのも、しかたのないところだと思います。
そういえば日本でも、同じようなことがありました。東京都議会で、女性を侮辱するようなヤジを飛ばしたとして鈴木章浩議員が謝罪したのは記憶に新しいですよね。
この件で、「日本の議員はレベルが低い」とか、「世界ではこんなことは絶対にない」といった意見もありましたが、海外も大して変わりませんでした! どこの国にも、口の悪い議員はいるようですね。
SNS上での発言は、世界中の人が読めるものです。皆さんも十分ご注意を。
'Too ugly' rape jibe councillor quits as leader[BBC News]
Lib Dem council leader quits party after saying no one would want to rape British woman who claims she was sexually assaulted in Italian nightclub[Daily Mail Online via ウートピ]
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