手軽にできる配信サービスは、リスクを理解しておくこと

最近の10代は、セルフィー（自分撮り）をすることが多い。静止画だけでなく、動画を配信することも普通となっている。

ツイキャス、ニコ生で手軽に配信

「ツイキャス」や「ニコニコ生放送」などのサービスは、手軽に配信が可能だ。「ニコニコ生放送」は、プレミアム会員になることで配信できるようになる。その中でも、「踊ってみた」「歌ってみた」などのカテゴリーが人気だ。

「ツイキャス」は完全に無料で、しかもスマホのみで配信ができる。そこで、多くの10代ユーザーがこぞって配信している。「モイ！」とはフィンランド語でこんにちはの意味で、ツイキャスでは挨拶として利用されている。

ツイキャスの配信は、Twitterで告知されることが多い。Twitterで「モイ」で検索すると、多くの配信が見つかる。時々、放課後の時間には学校から制服での配信が投稿されているのが見つかることがある。

プライバシーの露出しすぎに注意！

動画には、非常に多くの情報が含まれるものだ。自分自身だけでなく、背景に映ったものなどからも様々な情報を得ることができる。個人が特定されたり、自宅や学校等の場所が特定される危険性があるため、そのような情報が写り込んでいないかどうかには注意を払う必要がある。

また、動画等のデジタルデータは保存・コピーして再アップロードすることもできる。裸の動画などの問題がある動画を公開すると、ネット上に広く広まってしまう可能性があるため注意が必要だ。

勝手に友人や他人を撮影して公開することも、問題の原因となる。動画の配信には、細心の注意を払う必要があるだろう。

保護者は、10代の子たちが手軽に配信している現状を理解し、利用状況を把握しておくべきだろう。