これも青春...なのかなぁ?
東京都内にて、2つの不良グループ計29人の少年が、決闘罪で書類送検及び補導されました。47NEWSの報道によります。
警視庁少年課では23日に、両グループとのソフトボール大会を開催する予定です。また、同日にグループの解散式も行うとのこと。
と、ここまでまじめに書きましたが、なんでしょうか、このほのぼのとした事件は。ちょっと詳しく見てみましょう。
決闘罪とは
さあ出ました、筆者の大好きな決闘罪。一体どんな罪なのかと思われた方も多いかと思われますが、日本の法律では決闘を行うことが禁止されているのです。詳しくは、以下のWikipediaをご覧ください。
本法は明治時代に作られたもので、決闘や仇討ちなどを禁止させるために制定されました。最近では「過去の遺物」として扱われがちな法ですが、今回のように、今でもまれに適用される事件が起きています。
今回は、福生グループのリーダーで土木作業員の少年(17)が申し込んだ決闘に、府中グループのリーダーで解体作業員の少年(17)が応じたために決闘罪が適用されたということです。この二人には以前から因縁があったようですが、ケンカ両成敗となりました。
リンチだの通り魔だのに比べると、正々堂々としていて憎めない事件ではあると思うのですが。違法である以上は、仕方ありません。
ソフトボール
さて、決闘罪が適用されたというだけで筆者的にはグッと来るのですが、それ以上に心に響くのが警視庁とのソフトボール大会です。これは、少年たちの更生を目的としているとのこと。
確かに、若い少年たちにとってスポーツというのは、これ以上ない和解のきっかけかもしれません。しかし、不良グループ同士ではなく、警視庁職員たちと試合ってそれ単にソフトボール相手が欲しかっただけなんじゃないのかと。考え過ぎでしょうか?
とはいえ、試合をする以上は、この大会を通じて平和的に解決することを望んでいます。熱い青春の1ページとなるのでしょうか。
さらに、大会後にグループの解散式も行われるということで、もうよく分かりません。どうなってるんですかこれは。
ネット上での声
この突っ込みどころの多い事件にネット上では、以下のような声が挙がっていました。
・死球により乱闘騒ぎになったりしてwww
・警視庁も粋な事をしますね。
・両リーダーの職業...創る者と壊す者の天上決戦じゃないか
人によって言及しているところがさまざまで、実にバラエティに富んだ事件だなあと実感。いやあ、本当に面白すぎます。
というわけで皆さんも、決闘を挑んだり、それに応じたりしないようにしましょう。さもないと、警視庁とソフトボールをすることになりますよ。
不良グループが決闘容疑 更生期待しソフトボール[47NEWS]