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ドコモとauの2社よりソニー製スマホ、「Xperia Z3」(エクスペリア Z3)が発売を開始しました。11月下旬には、ソフトバンクからも発売予定です。
非常に高い性能を持った、最新フラッグシップモデルに当たる本機種。幸運にもタブロイド編集部では、実機をお借りすることができました。
というわけで今回は、この秋の大本命スマホである「エクスペリア Z3」の実機レビューをおとどけしたいと思います。次の機種変更をどれにするか迷っている方は、ぜひご参考にどうぞ。
第一印象と持ち心地
本機種には4種のカラーバリエーションがありますが、今回お借りしたのはCopper(カッパー/銅)です。渋めな、大人の男性向けな印象を受けました。
ディスプレイサイズは、前世代機である「エクスペリア Z2」と同じ5.2インチ。片手で使える、ギリギリのサイズでしょうか。
手の小さい筆者の場合は、片手で使おうとすると少し大変です。この辺は、今現在お使いの機種のサイズが大きいと感じているか小さいと感じているかで、ある程度判断できるでしょう。
ただし、薄さについてはかなりのものです。正直、もうこれ以上は薄くならなくてもいいんじゃないか? と思うほどのレベル。重量も軽い部類だと思います。
背面のガラスは、相変わらずツルッとして気持ちいい手触り。側面は金属製になっていますが、こちらも悪くありません。従来の「エクスペリア」な感じとなっていました。
暗所に強すぎるカメラ
さて、本機種にはいろいろと特徴があるのですが、とにかくまずはカメラです。これなくして「エクスペリア Z3」は語れません。
本機種のカメラは、「暗いところでもキレイに撮影できる」というのを売りとしています。一体どれほどのものか、近所の真っ暗な公園で撮影してきました。
まずは現在筆者が使っている、auが提供するhtc製スマホ「HTC J Butterfly HTL21」(2012年秋発売)で撮影。
見ての通り真っ暗で、肉眼でもこんな感じの場所です。では続いて、「エクスペリア Z3」で撮影。
ええー!?
撮影した瞬間に、目を疑いました。肉眼よりはるかに見えているじゃありませんか。この写真を見て、初めて奥に「ゴルフ禁止」の看板が出てるのに気づいたほど。
いやあ、これは驚きです。ここまで暗いところでもはっきり見えるなら、アウトドアで大活躍でしょう。
ただし、カメラの付いている位置が本体のかなり端なので、横向きで撮る場合は普通に持つと指が入ってしまいます。この点は、ちょっとだけ気になりました。
なお、普通に明るいところで撮影した写真も、もちろんすばらしい高画質です。とはいえ、それは最近のスマホではどれも当たり前になってしまっているので、ここでは割愛させていただきます。
トリルミナスは美しい
本機種は「トリルミナスディスプレイ」という、ソニー独自の技術が詰まったディスプレイを採用しています。これが実際に見てみると、確かに色をしっかりと表現してくれていると感じました。
そんな写真ばっかり見るわけでもありませんし、そこまでキレイになってもなぁ...と思っていたのですが、やはり慣れてしまうと戻れません。2世代前の「エクスペリア Z1」と本機種を、どちらも画面の明るさ最大で並べてみました。
Z1は全体的に白っぽく、Z3の方が色をしっかりと表現できているのがお分かりいただけるでしょう。グラビア写真などでも、画面の明るさ最大で見ればかなりキレイに見えますよ。
フロントステレオスピーカー、いいじゃない
本機種は、Z2から引き続き全面にステレオスピーカーがついています。
スマホはイヤホンをつないで音楽を聴くもの...と、今までは思っていたのですが、これがなかなかの音質。家で音楽を再生するなら、これでも十分だと感じました。
また、本機種からは、超高音質なハイレゾ音源に対応しています。残念ながら筆者は対応イヤホンを持っていないので試せませんでしたが、持っている方であればここも一つのポイントとなるかもしれません。
以上、一週間使ってみてのレビューをお届けいたしました。
本当は本機種の目玉機能の一つである、「プレイステーション 4」の遠隔プレイも試してみたかったのですが、本体を持っていないため試せず。やってみたかった...。
総合的にはいつものソニーらしく、高いレベルに仕上がっています。カメラ、映像、音楽、ゲームと、エンターテイメントを最大限に楽しめる逸品に仕上がっていると感じました。