ネット上での翻訳サービスは数多くありますが、おなじみのLINEにも公式アカウントとして『通訳アカウント』が用意されています。英語、中国語、中国語(繁体字)、韓国語の4つのアカウントがあり、普段使いのちょっとした翻訳はもちろん、LINEのトークに参加させることで参加メンバーが異なる言語でチャットをしていても、その都度会話を翻訳してくれるのがLINEならではの特徴ですね。
通訳アカウントの見つけ方
LINEアプリの「公式アカウント」から「CATEGORY(カテゴリー)」一番下にある「便利・ニュース」のリストを探せば各言語の通訳アカウントを見つけられるはずです。必要なアカウントを「追加(+)」すればすぐに翻訳を使うこと可能。
翻訳したい言葉をトークで話しかけるだけ
LINE通訳アカウントに翻訳してもらうには、翻訳したい言葉をトークで話しかける必要があります。各言語と日本語の相互変換に対応しているので、たとえば『LINE英語通訳』であれば英語、日本語のどちらを入力しても、対応するもう一方の言語で翻訳結果を返してくれますよ。
ちなみに翻訳スピードは非常に速く、送信とほぼ同時に翻訳結果が返ってくる感覚です。
トーク翻訳では、誤訳を訂正できない難点も
お互いに言葉が通じない相手殿LINEトークに通訳アカウントを招待することで、発言を素早く翻訳してくれるのもメリット。しかしながら、誤訳のチェック・訂正ができず、翻訳した内容を自動的に垂れ流してしまうのには注意が必要。思わぬ誤解が生じたまま会話が噛み合わなくなるおそれもありそうです。
特に主語を曖昧にしがちな日本語では、「私(I)」のつもりで省略したところに自動翻訳で「あなた(You)」という主語がついてしまったりするケースもちらほら。利用者側でも機械翻訳向けに気を使った文体が要求されるかもしれません。
とはいえ、日常持ち歩くスマホをサッと取り出して高速な翻訳を活用できるのはありがたいですよね。ちょっとした単語を調べたりするのには重宝するのではないでしょうか。