大切な情報がたくさん入っているスマホやタブレットの端末は、ふと目を離した隙に第三者に操作されないよう『画面ロック(スクリーンロック)』をかけておくのが常識ですよね。今朝はそんなスクリーンロックの種類について解説していきましょう。
暗証番号(PINコード)/パスワード
iPhoneをはじめ、iOS端末が標準で採用しているのが4ケタの暗証番号(PINコード)を使ってロックする方法。
数列が短いので素早くロック解除できるのがメリットですが、0〜9までの数字4ケタ(1万通り)というのはセキュリティ強度としては決して高いとは言えません。
心配な人は英数字の長いパスワードを設定できる『複雑なパスコード』を設定しておくと良いでしょう。また、iOS端末ではロック画面でSiriやコントロールセンター等を呼び出せないようにしておくことで、さらにセキュリティを高めることができます。
パターンロック
一方、Android端末で広く用いられているのが、9つの点をなぞったパターンでロック解除する『パターンロック』です。
最低4つ以上の点を通過するパターンを設定でき、複雑な図形パターンを登録することでセキュリティを強固にできるメリットがあります。
しかし、パターンロックを使うユーザーが注意しておきたいのが、画面の「手あか・汚れ」。これによってパターンが類推されてしまう恐れもあるというのですから、普段から清潔にしておくよう心がけましょう。
指紋認証・顔認証
アップルのTouch IDをはじめ、富士通やサムスン等の一部機種の採用されているのが『指紋認証』です。本人でなければロックを解除できず、しかも面倒な入力操作が不要とあって便利な認証システムとして広がりつつあります。
しかし本人が眠っている間にこっそりロック解除されてしまったり、指紋を型取りして複製、はてはコピー指紋つき指サックといった抜け道がいくつかあるらしく、まだ完璧なロック手段となるにはもうちょっとかかりそう。
また、比較的新しめのAndroidでは『フェイスアンロック』と呼ばれる、持ち主の顔を認識してロックを解除する機能がありますが、こちらもまだあまり使っている人を見かけませんね。
スマホやタブレットのスクリーンロックは、セキュリティの最前線です。自分の機種で使えるロック機能を再確認して、適切な方法できちんとロックしておきましょうね。可能であれば二重・三重のセキュリティ対策を心がけてください。それでは皆さん、今日も一日、スマートに! いってらっしゃい!
Photo by Thinkstock/Getty Images
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