今や欠かせない情報ツール・ソーシャルネットワークサービス(SNS)。この連載では、世の中で使われているSNSをとりあげ、どんなサービスで誰が使っているのか、サービスの内容と状況を解説していきます。
第3回の今回は「Google+(グーグルプラス)」です。その名の通り、Googleが運営しているSNSです。
どんなサービス?
Google+は、2011年6月にGoogleがスタートさせたSNS。当時すでに広まっていたFacebookやTwitterなどのSNSに対抗すべく、満を持してリリースされたものでした。現在ユーザ数は全世界で5億人を超えているといわれています。
Google+は、一般的なSNSのように友だちと交流できる仕組みがあるのですが、友だちの固まりを「サークル」と呼ばれる単位でまとめるのがユニークです。同じ会社のサークルと、趣味の集まりのサークルを作っておけば、投稿を片方のサークルのみに公開するなんてこともできます。見せたい相手だけに見せることができるんですね。
他にも、趣味ごとに作られた「コミュニティ」や、企業やメディアが情報を公開する「ページ」、ビデオ通話が無料でできる「ハングアウト」などの機能を備えています。Gmailなど他のGoogleのサービスとの連携も強力です。この辺りはさすがGoogleですね。
どんな人が使っている?
Googleのアカウントを持っているとすぐに始められるのが大きな特徴です。SNSのアカウントは持っていなくても、Googleのアカウントは持っている人は多いですもんね。
通常のSNSとして使えるのはもちろんですが、「フォト」の機能が充実しているため、家族や仲間同士の写真共有場所として利用もされています。一定の大きさ以下の写真であれば、無制限にアップロードができるんです。共有もサークル機能を使えば簡単に行えます。スマホアプリとの連携も便利です。
サービス開始から長らく、Google+は実名での利用が前提になっていました。しかし、スタートから3年経った今年の夏、実名の制限が撤廃され、好きな名前でGoogle+を使えるようになったんです。匿名で使えるようになったので、これから始める人にはハードルが低くなったのではないでしょうか。
トピック:Google+の影の立役者は「AKB48」!?
日本でGoogle+のユーザが増えたきっかけの一つが、実はAKB48グループなんです。Google+がスタートした半年後、AKB48をはじめ、SKE48、NMB48、HKT48の各メンバー260人がAKB48 Now on Google+を開設。「ぐぐたす」の愛称で、現在もファンとの交流にGoogle+が使われています。
知り合い同士のつながりだけでなく、同じ趣味趣向を持った人がつながりやすいGoogle+の特色をうまく使っていますよね。気になる人はのぞいてみてはいかがでしょうか?