12,000円でお釣りがきてしまう安さが魅力のタブレット、『Fire HD 6』を触る機会を頂いたのでレビューします。
Amazon(アマゾン)が販売するタブレット端末である『Fire HD 6』は、6インチのミニタブレット。筆者はアンドロイドのスマホと、iPod touch、iPad Airを持っているので、「正直この端末はいらないかなあ」と思っていたのですが、使ってみるうちに、どんどん欲しくなってしまいました。
そこで、なんで欲しくなったのか、またFireシリーズはどんな人に向いているのかなど簡単に説明しようと思います。
6インチという大きさと、おもちゃみたいな手軽さ
上の写真は軽く持ってみたところですが、手の小さい僕でも余裕で持てて、ページめくりも片手でできる大きさなんです。
本を選んだりするのには両手を使わなければ難しいですが、読むだけになったら片手だけでOKなので電車でも読みやすいです。ただ長時間持っていると、290グラムの重量は少し重いかなと思えます。
また、持ってみるとわかりますが、とてもおもちゃっぽいです。プラスチックの手触りがそう思わせるのかもしれませんが、そのおもちゃっぽさのおかげで、すごく気軽に持ち歩けます。正直iPadだと落とす恐怖がありますが、これだとあまりありません。
値段が安いのもありますし、実際のところ頑丈にできているみたいなので安心です。
大きさを比べるとこんな感じ。左がGalaxy Note 3で、右が一般的な単行本です。
Galaxy Note 3は5.7インチとほぼ6インチなわけですが、端末の大きさは実は結構違います。ここらへんは値段の違いといったところでしょうか。
画面・スピーカーはお値段以上のクオリティ
最初は安いので期待していなかったのですが、スピーカーの音質がなかなか良いです。本体の重さがあるおかげか、シャリシャリとした軽さはなく、映画などの音声も聞き取りやすいです。
(『寄生獣』 著:岩明均)
画面の方も綺麗で、ここらへんは正直クオリティの高さに驚きました。漫画も拡大することなく読めて、上の画像の赤い囲いの部分もそのまま読めてしまいました(人によっては見づらいかもしれません)。
視野角も広くていいのですが、個人的に画面の明るさの自動調整がないのがちょっと気になりました。外で読むときなど、自分で明るさを上げたりしないといけないのは慣れがいるかもです。
中身はアマゾンと割り切れれば良い物
ホーム画面など、中身が独特な使用になっているFire HDシリーズですが、持っている書籍の関連を表示してくれるのはさすがアマゾンといったところ。自分の好みのものがどんどん見つかり、しかもそのまますぐ購入できます。
何日か使ってわかったのは、Fire HDは「アマゾン内で買える本を読む・映画やアニメを見る」モノと考えればすごく良い端末だということでした。iPadなどの「普通のタブレット」とは別物で、KindleはKindleと、わけて考えるといいでしょう。
僕は結局のところ、スマホ・iPad・『Fire HD 6』どれも別の使い方をするという意味で欲しくなったわけです。118,00円ならありかなと。
なので、買うか迷っているという方は、これから買うタブレットが「アマゾン内で買えるエンタメ用だけで十分」なのか、「遊びにも仕事にもいろいろ使いたい」のかを考えてみると、自分にFire HDが合っているのかわかるかもしれませんね。
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