なんだかんだで、売れてました。
9月19日に発売されたアップルの「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」ですが、売れ行きが好調です。アップルの公式発表によります。
2014年第4四半期の決済によると、「iPhone」シリーズが前年の同期比で、16%増の3927万台の販売を記録しました。「iPhone」シリーズ全体での合計ですが、新「iPhone」が特に好調ということです。
なんとなく周りに新「iPhone」ユーザーが増えたと感じていた皆さん、どうやら気のせいじゃなさそうですよ。なお、純利益は84億6700万ドルでしたが、これは第4四半期では過去最高益となっています。
iPadは不調
その一方で、タブレットの「iPad」シリーズは不調です。販売台数は13%減の、1,232万台にとどまっています。
これはもしかすると、大きくなった「iPhone」が「iPad」シリーズの需要を食ってしまっているのかもしれません。「iPhone 6 Plus」が5.5インチで、「iPad mini」は7.9インチ。たったの2.4インチ差しかありませんからね。
まもなく「iPad Air 2」と「iPad mini 3」が発売されますが、この2機種はどうなるのでしょうか。「iPad Air 2」は売れそうですが、「iPad mini 3」はこのまま「iPhone 6 Plus」に飲み込まれてしまいそうな気もします。
筆者も、今買うとしたら「iPad Air 2」を選ぶなーというのが、正直なところ。場合によっては、「iPad mini 3」が最後の「iPad mini」シリーズになるなんてことも、ありえるかもしれません。
発売当初は「大きくなっただけ」なんて言われていた「iPhone 6」シリーズですが、フタを開けてみればさすがのアップルでした。そろそろ、「ジョブズがいなくなったからアップルはダメになった」とは、言えなくなってきたのかもしれません。
Apple Reports Fourth Quarter Results[Apple via ITMedia ニュース]