パナソニックが、企業向けMVNO事業に本格参入すると発表しました。サービスの特徴として、用途に合わせて通信速度や料金をフレキシブルに設定できるようになっているそうです。
すでに個人向けには『Wonderlink(ワンダーリンク)』という固定/モバイルのMVNO事業を展開しているパナソニック。今回の法人向けMVNOサービスの詳細はどういったものなのでしょうか。
ドコモLTEベースの事業所向け回線
タブロイドがパナソニック広報担当者の方に行った電話取材によれば、利用するネットワークはNTTドコモのLTE回線。主に店舗や事業所に固定で設置する機器を想定したサービスですが、LTE電波の状況や移動体での利用など、顧客側の用途に合わせて従来の3G(FOMA)なども柔軟に提案してくれるのだそうです。
通信速度・料金をオーダーメイド
上り・下りのデータ通信速度、利用料金プランについては、利用する側の要望に応じてオーダーメードでパナソニックが提案する方式となっていて、公開している定価といったものはないとのこと。確かに業務用の機器では、キャリアの提供している料金プランでは非効率なケースもありそうに思えます。
このサービスを利用できるPCも発売されます
また、10月18日発売の新レッツノートには、この新MVNOサービスをベースにした『レッツノート専用 Wonderlink LTE A』を利用できる『RZ4シリーズLTE対応モデル』が用意されています。
ここで選択できる料金プランは1GB/月=889円〜3GB/月=2,296円の3段階のみですが、こちらのレッツノートについては、通信に必要な設定などをすべて工場でセットアップした状態で出荷してくれますよ。
今回は法人向けサービスの話題でしたが、個人のユーザー向けにも「通信速度や料金のオーダーメイド」サービスが出てきてほしいところ。通信料金に対するニーズって、かなり多様化してきているんじゃないかな...と最近は思うんですよね。
パナソニックが企業向けMVNOサービス事業に本格参入 [Panasonic プレスリリース]
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