次回への反省としていただければ。
13日、横浜市が市内の住民に避難準備を知らせるメールを一斉送信したところ、ホームページ(HP)が3時間半にわたって見られない状態になっていたことがわかりました。読売新聞の報道によります。
このメールは、台風19号の接近に合わせて送信されたもの。ホームページでは市内にある土砂崩れを起こすかもしれない危険な崖200カ所を記載しており、近隣住民に知らせることを目的としていました。
しかし、このメールを見た住民が一斉に横浜市のホームページにアクセスしたため、アクセス過多が発生。サーバーダウンを引き起こし、ホームページが見られない状態となってしまいました。
この件について市危機管理室は、
「危険な崖地近くの住民向けに出したつもりだった。閲覧できない状態になり、申し訳ない」
とおわびのコメントを出しています。
メールの内容は?
さて、この避難情報メールなのですが、横浜市に住む筆者のスマホにも届いていました。その内容は、以下のとおり。
こういった災害メールは普通のメールソフトではなく、専用のキャリアアプリに届くようになっています。筆者はauユーザーなので、「au災害対策」というアプリにメールが届きました。
このメールが届いた時は家にいたのですが、大音量で聞いたことのない着信メロディが鳴り響いたのでかなり驚いたものです。とはいえ、災害対策の情報はこれぐらい目立つべきだと思うので、設定はこのまま変えません。
確かにこの内容のメールが届いたら、みんな一斉に市のページを確認しますよね。アクセス過多に陥ったのも、納得です。
なお、筆者は土砂崩れが起きても影響がほぼない場所に住んでいるので、確認しませんでした。これが地震の情報だったら、アクセス過多の一員に加わっていたと思います。
ちょっと情けない結果に終わってしまった避難情報メールですが、危険を事前に知らせた姿勢自体はすばらしいものではないでしょうか。もし次の機会があったら、負荷対策をしっかりと施して挑んでほしいと思いました。
「危険な崖」メールでHP3時間半閲覧できず[読売新聞]