SNS上での個人情報の取り扱いには、みなさん気をつけられていると思います。
しっかり設定されている人が多いので、とくに気にしなくてもいいのですが、ちょっとの工夫で時間と気持ちのゆとりを生み出せるとしたら?
今回はそのためのかんたんな方法を紹介します。
はじめに、質問です。
「あなたはSNSでバースデーメッセージを送っていますか?」
ほとんどの方は「送っている」と答えると思います。
Facebookにログインすると「今日は○○さんの誕生日です」と教えてくれますから、「おめでとう」と伝えたくなるのはふつうの感覚でしょう。
大人のSNS『友人リスト』は大人数になることが多いです。とくに、ビジネスとプライベートをひとつのアカウントで済ませている人のリストは数100人規模のことが多く、なかには1000人を超える人もいます。
もし、この全員にバースデーメッセージを送ったとしたら。
仮にあなたの友人リストが300人として、1メッセージに1分かけるとすると、1年間に300分=5時間の時間をバースデーメッセージの送信にかけていることになります。
さらに、自分の誕生日にはいただいたメッセージに返信を返さなくてはなりません。おそらく100件近くになるメッセージへの返信をひとつひとつ書いていたら、それだけで半日仕事になってしまいます。
こんなに時間をかけないためには、特定の人にだけバースデーメッセージを送るようにしたり、自分あてのメッセージ全てに目を通してからまとめてコメントを1つ書くのも良い方法でしょう。
ただ、1年に1度くらいしか会わない人への対応と近い人への対応を同じにしてしまうと、ちょっとだけ楽しくないと感じる人が現れるかもしれません。
せっかくあなたにバースデーメッセージを送ったのに、あなたからは返信をもらえなかった......と残念な気持ちを味わわせたくはないものです。
こんな「バースデーメッセージ蟻地獄」状態を解決するひとつの方法は、あなた自身の誕生日の表示を止めてしまうことです。蟻地獄が発生する原因は『もらったら返す』というサイクルが機械的にでき上がってしまっていることにあります。ですから、止めてしまいます。
Facebookでの設定はすぐできます。
まず、ブラウザでFacebookにログインしたら、で個人のアカウント画面を開いて[基本データを編集]をタップします。
次に[プロフィールを表示]、さらに開いた画面にある「基本データ」の右側の[編集]をタップします。
生年月日が表示されますので、日付の右横にあるボタンを押して公開範囲を設定しましょう。「自分のみ」にします。
誕生日の表示を止めると、SNSの告知で反射的にバースデーメッセージを送ってくる人はいなくなります。バースデーに乗じた売り込みも来なくなるかもしれません。
試しに一度、誕生日の表示を止めてみてください。
「バースデーメッセージ蟻地獄」から開放されますし、(機能に頼らずに)あなたの誕生日を知っている人からメッセージが寄せられるようになり、時間と気持ちのゆとりが生まれるはずです。