待ちに待った新しいiOS、『iOS8』へのアップデートが開始されました。タイムラプス撮影やセルフタイマー等の新たなカメラ機能、写真の編集機能が強化され、アップル純正以外のキーボード(ついにATOKが来そう!)が使えるようになるなど、iPhoneやiPadが大幅にパワーアップします。
しかしその一方で、今回のiOS7→8のようにOSのナンバリングが変わるメジャーアップデートには、プログラムの不具合やバグといったトラブルが多いのも通例。万が一の事態に対処できる自信がない人は、何日か様子を見るのが得策ですよ。
ここからはiOS端末単体でできるアップデートの手順をまとめておきますので、「そろそろいいかな」と判断した人は、以下の手順を参考に自己責任でアップデートしてみてください。なお、作業前にはバックアップを取るのを忘れずに!
iOS8へアップデートできる端末のリスト
- iPhone= iPhone4S、5、5s、5c
- iPad= iPad2、Retina、4 / iPad Air / iPad mini、mini Retina
- iPod touch= iPod touch(第5世代)
上の機種がiOS8へのアップデートに対応しています。これ以前の端末では残念ながら利用不能。また、古めのモデルではスペックの不足から動作が遅いと感じることもあるかもしれません。
アップデートの手順
アップデートの前に、バッテリーを充分に充電してWi-Fiに接続する必要があります。また、iOS端末本体に(一時的に)4.7GB以上の空き容量があることも条件となります。
準備ができたら「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」に進み、「ダウンロードしてインストール」を選択してアップデート作業を始めます。
利用条件に同意してデータをダウンロードし、インストールを実行。サーバーの混雑や環境によってはかなり時間がかかることもありますので、ある程度時間に余裕がある時に行うようにしてくださいね。
白い画面に「こんにちは」と表示されたら、アップデート完了の合図。しかし、ここからは各種の設定が数ステップ必要です。画像とあわせてダイジェストで見ていきましょう。
iOS7でもあった『位置情報サービスのオン/オフ』設定後に、『iCloud』および『iCloud Drive』の設定があります。ここで注意すべきなのが、ここでiCloud Driveにアップグレードすると、Macユーザーは『OSX Yosemite』にアップデートするまでiCloudの書類にアクセスできなくなること。「よくわからない」という人はひとまずこの手順をスキップするのもアリです。
端末のセキュリティ設定も、このタイミングであらためて行います。4ケタのパスコードはiOS7以降では絶対に設定すべき項目。iCloudキーチェーンについてはよくわからなければ設定しなくてOKだと思います。特にアップル製品を複数利用しているわけではない場合、クレジットカード情報等を取り扱う割には、設定するメリットもそれほど多くはありません。
これらの設定を経て、念願のiOS8を利用できるようになります。なお、一部のアプリではまだiOS8に対応していないものもある模様ですので、よく使うアプリについては事前に対応状況を確認しておくことをお勧めしますよ。
iPhone 6を購入しないユーザーにとっても新OSは魅力的ですよね。いろいろ新機能を試してみたくなります。