甘い話には裏がある(甘味料だけに)。
極めて少ないカロリーで甘みがあるということで人気の人工甘味料ですが、血糖値を下がりにくくして糖尿や肥満のリスクを生じさせるという研究結果が発表されました。NHKや47ニュースが伝えています。
これはイスラエルの研究チームの発表で、人工甘味料によって腸内の細菌のバランスが崩れることが原因としています。本発表は英国の科学誌、「ネイチャー」に掲載されました。
人工甘味料とはサッカリンやアスパルテーム、スクラロースなどで、清涼飲料水やお菓子などで広く使われています。皆さんも、気づかない内に日々口にされているかもしれません。
もともとはマウスを使った実験で明らかになったことですが、ヒトでの調査でも差が見られました。具体的には、人工甘味料を多く摂取している人は、そうでない人に比べて、体重が重かったり血糖値が高かったりする傾向が確認されています。
ただし、人工甘味料は人体へ影響を与えないとする別の研究結果も存在するため、今後のさらなる発表が待たれます。
砂糖と人工甘味料
いやぁ、これは実に興味深い研究結果です。健康のために使っていた方も多いと思うのですが、逆に健康を害してしまう可能性もあるようですからね。
これを受けて、今すぐ人工甘味料は全て廃止するべし! とはならないにしても、今後どう使っていくか考えないといけなくなりそうです。
取りあえずしばらくは、普通に砂糖を使いながらも量を控えるようにしようと思いました。皆さんも、人工甘味料の使いすぎにはお気をつけください。
人工甘味料 "血糖値下がりにくい"[NHK]
人工甘味料で代謝異常 腸内細菌のバランス崩す[47NEWS]