今のところ日本国内のキャリアは発売していない『ファイアフォックスOS(Firefox OS)』を搭載したスマホが、インドでは売り上げ好調なのだそう。
ファイアフォックスといえばウェブブラウザが有名ですが、今回話題となっているファイアフォックスOSも低価格スマホ・タブレット向けOSとして、ブラジルをはじめとする市場に投入され、国際的には注目されているところなのです。
ウォールストリートジャーナルが伝えたところによれば、インドで発売されたファイアフォックスOS搭載スマホ『クラウドFX』(Cloud FX)の初回出荷数が1週間で完売。今月は10万台、さらに年末までには総計50万台の販売を見込んでいるとのことです。
インドの携帯電話販売会社、インテックス・テクノロジーズ・インディアが発売したこの端末の販売価格は33ドル(約2000ルピー)。日本円にして3500円弱と手頃なのが特徴で、アンドロイドOSを搭載した低価格帯機種と比較しても30%ほど安価とのこと。また、同国のスパイス・リテールという販売会社からも、37ドルのファイアフォックス・スマホである『ファイアワン・ミーFX1』が発売されたとも伝えられています。
なお、この話題を取り上げているインドの経済・ビジネス情報サイトの NNA.ASIA によれば、2014年4~6月期の出荷台数は1,759万台(前年同期比約2.9倍)にまで伸びていて、今後5年で年40%伸長する見通し。この急成長の波にうまく乗ることができれば、ファイアフォックスOSの普及率が一気に拡大する可能性は大いにありそうです。
モジラの3500円スマホ、インドで販売絶好調 [WSJ]
Firefox OS Smartphones Change The Mobile Landscape Across India [The Mozilla Blog]
【インド】インテックス、国内最安値のスマホを発売 [NNA.ASIA]
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