パソコンと周辺機器の接続によく使われる『USB規格』。今では多くのAndroidスマホでも、充電やデータ転送に用いられていますね。しかし、同じUSBでも端子の形状が異なるものがたくさん流通しているので、電気屋さんで間違ったケーブルを買ってしまった経験がある人もいるかも?
そこで今回は「スマホユーザーのための、USB端子の見分け方」をご案内していきましょう。
間違えないで! USB端子の種類と用途
いきなり結論から言うと、Android端末とPCや充電器をつなぐケーブルは『Android側がマイクロUSB(厳密にはマイクロB)、反対側がよく見かける長方形のUSBプラグ(タイプA[オス])』であることがほとんど。ですので、上の写真だと左右両端のプラグの形をしっかり目に焼き付けておいてくださいね。
ちなみにAやBという分類は「Aが主(=本体側)」「Bが従(=周辺機器側)」になるように区別されています。USB端子の形状と、主な用途をおおまかにまとめてみると、以下のようになります。
タイプA= パソコン側につなぐ端子は基本的にこの形タイプB= プリンタやスキャナといったパソコン周辺機器側ミニA= (あまり使われない。今後は廃止される方向)ミニB= 主にデジカメ等の接続に使うマイクロA= スマホやタブレットに何かをつなぐマイクロB= スマホやタブレットを何かにつなぐ
こうして一覧にすると少々ややこしいですが、スマホ初心者の場合は、
『スマホを充電器やパソコンにつなぐならマイクロUSB(microUSB)!』
とだけ、おぼえてもらえればOKです。ミニBやマイクロAといった、大きさや形状が似た端子には気をつけてくださいね。
USBの今後と、アップルのライトニング(Lightning)規格
USB規格も、1.0から進化をはじめて、データの転送速度や給電能力が向上していっています。最新バージョンとなるUSB3.1では裏表の向きを気にせず抜き差しできる『タイプC』の開発が進められており、2015年には製品が登場すると見られています。
ところで裏表がリバーシブルなコネクタといえば、アップルが開発してiOS端末に採用している『ライトニング(Lightning)』があります。しかしEUでは「メーカーへのマイクロUSB採用を要求する」という欧州議会の採択があり、今後の方向性が注目されているところ。
ここまでのお話をおぼえておけば、もう買い間違えの心配なし。それでは皆さん、今日も一日、スマートに! いってらっしゃい!
参考: USB Implementers Forum, Inc.[USB.org via ウィキペディア]
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>(左より、マイクロB、ミニB、タイブB、タイプA[メス/オス])
タイプBがタイブBになってますよ