これも一つのセキュリティーホールでしょうか。
テロ対策などのため本来は非公開とされている政府専用機の位置やルートが、インターネット上で自由に見られる状態になっていたことがわかりました。読売新聞の記事によります。
航空機の位置情報を表示していたのは、スウェーデン製のアプリ・オンラインサービス「Flightradar24」(フライトレーダー24)。有名なソフトなので、テレビなどで見たことのある方もいらっしゃるかもしれません。このサービスは具体的にどんなものなのでしょうか?
Flightradar24とは
アンドロイド:GooglePlay
iPhone:AppStore
ブラウザ版
これは、今現在フライトしている航空機が、地図上に表示されるというもの。一定間隔ごとに位置が更新されるため、実際にどのあたりを飛んでいるのか見ることができます。
基本はGoogle Mapsとなっており、その上に航空機の情報を表示しているようです。
Flightradar24の仕組み
アプリ上で飛行機のアイコンをタップすると、その飛行機の名前などの情報も見られます。ここから、政府専用機の情報まで見られてしまったようです。
このソフトは、飛行機が放つ衝突防止信号を受信して、機械的に位置を表示しています。政府専用機もこの信号を発しているため、表示されてしまったようですね。
すでに防衛省では、政府専用機を表示しないよう、ソフトの開発社に要請したとのことです。
セキュリティーが何かと騒がれる昨今ですが、まさかこんなところに重大な問題があったとはあったとは。政府関係者のみなさんも、驚かれたことでしょう。
もしこの事実に最初に気がついたのがテロリストだったら、大変なことになるところだったかもしれませんね。
政府専用機、位置・ルート丸見え...市販アプリで[読売新聞]