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急に電池の持ちが悪くなった... 設定を変えれば改善するかも

2014/08/29 11:00 投稿

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新しめのAndroidを使っている方は要チェックです。

買ったばかりのスマホは1日じゅうバッテリーがもったけど、使っているうちにだんだんスタミナが減ってきた...なんて話、よくあります。「バッテリーが劣化してきたんだな」と考えがちですが、こうした現象はバッテリー以外にも原因があることがありますよ。

 

Googleの基本アプリが電力を浪費していることも

Androidに入っている『Google Play開発者サービス』というアプリが、過剰に電池を消費する不具合が報告されています。

『Google Play開発者サービス』は利用者から見えづらい場所にあり、普段はあまり目にしません。
しかし、たとえ利用者が『Google Play開発者サービス』に全く触れていなくても、電池の消耗が速くなっているおそれがあります。この問題は『Google Play開発者サービス』のバージョンが4.4.52以上の場合に起こります。

 

バージョンを確認する方法

まず「設定」→「アプリ」と選択します。
次に「すべて」でリストアップされているアプリの中から『Google Play開発者サービス』を選びます。

すると画面上部にバージョンが表示されるはずです。


『Google Play開発者サービス』のバージョンを確認する。


バージョンが4.4.52以上の場合、これから書く対策を採ればいくらかバッテリーの浪費を防げます。

Androidの設計上のトラブルなので、基本的にグーグルがアプリを改善するのを待つしかありません。ただ、それまでの応急処置として、アプリの設定で電池持ちを多少よくできます。

なお、設定の変更にはある程度デメリットがあるので、自己責任でお願いします。

対策1:Androidの設定を変える

広告、バックアップ、GPSの設定を変更することで、バッテリーの持ちが良くなります。

すべての設定を変更する必要はありません。使い勝手を考えながら、無理のない範囲で電池を節約しましょう。

 

広告の設定

『Google設定』アプリ→「広告」の順にタップしてください。

それから「インタレストベースの広告をオプトアウト」にチェックを入れます。


「インタレストベース広告をオプトアウト」にチェックを入れる。


広告をオプトアウトすることで利用者に大きなデメリットはありません。ただ、インターネットで表示される広告が利用者に対して最適化されにくくなります。関心が持てる、利用者にとって有益な広告が表示されにくくなるということです。

 

自動バックアップの停止

「設定」→「バックアップとリセット」をタップし、「データのバックアップ」のチェックを外します。


「データのバックアップ」のチェックを外す。


自動バックアップを停止すると、グーグルが持っているサーバーに利用者のデータがバックアップされなくなります。データのバックアップは自分ですることになります。

バックアップはパソコンかSDカードに取るケースが多いと思います。写真やドキュメントならオンラインストレージに保存すると楽です。スマホが使えなくなってもデータを取り出せる場所なら、バックアップはどこに取ってもかまいません。

 

Androidデバイスマネージャーの停止

「設定」→「セキュリティ」→「端末管理者」と進み、「Androidデバイスマネージャー」のチェックを外します。


「Androidデバイスマネージャー」のチェックを外す。


チェックを外せば、当然のことながら「Androidデバイスマネージャー」の機能(スマホを紛失した時にパソコンからスマホを探せる機能)は使えなくなります。

 

GPS機能の制限

GPS機能を使う際、『Google Play開発者サービス』アプリが実行されることがあります。したがって、GPSの使用を控えればバッテリー節約効果が期待できます。

「設定」→「位置情報」→「モード」で、「バッテリー節約」を選ぶと、GPSが無効化されます。


「バッテリー節約」のラジオボタンにチェックを入れる。

 
「バッテリー節約」モードではWi-Fiとモバイルデータ回線のみを使ってスマホの位置を確認します。GPSを使う方法よりやや不正確です。高い位置精度が必要な時だけGPSをオンにすると良いでしょう。

 

対策2:工場出荷時の状態に戻す

上記の設定を変えても電池持ちが悪い場合、『Google Play開発者サービス』アプリを以前の状態に戻す方法があります。

まず『Google Playストア』アプリの設定画面を開き、「アプリの自動更新」をタップします。次に、画面に出てきた項目の中から「アプリを自動更新しない」を選びます。


「アプリを自動更新しない」のラジオボタンにチェックを入れる。


最後に、バージョン確認でやった時と同じ手順で『Google Play開発者サービス』を選択し、画面上部にある「アップデートのアンイストール」をタップすれば終わりです。


『Google Play開発者サービス』の「アップデートのアンイストール」を行う。


これで『Google Play開発者サービス』が工場出荷時のバージョンに戻りました。

「アップデートのアンイストール」で何か問題が起きたという話は聞きません。ただ、『Google Play開発者サービス』はAndroidの基本動作に関わるアプリなので、手を加える際は事前にデータをバックアップしておきましょう。

 
利用者にできる対策は以上の2点(設定変更とアップデートのアンイストール)です。利用者が手を加えにくい部分の問題なので、なかなか厳しいところはあります。グーグルには早くアプリを改善してもらいたいものです。


(てらさきりょう)

 

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