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名刺管理アプリ比較【2014年版】

2014/08/24 07:00 投稿

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BusinessCardManagementAppsComparison_2014
たくさんあり過ぎる名刺アプリを整理したいです。させてください。

ブラウザの履歴を消し、グーグルアカウントからログアウトした状態で過去1年分のウェブページだけを検索しました。IT業界は日進月歩ですから、情報は新しいほど好ましいです。

検索結果の上位に表示され、それなりにコメントが寄せられているのは『Eight(エイト)』、『Cardful(カードフル)』、『CamCard(カムカード)』、『すごい名刺管理』の4つでした。もっとたくさん引っかかるかなと思っていたのですが、一部のアプリに人気が集中しているようです。

各アプリの特徴を表にまとめてみました。

  『Eight』 『Cardful』 『CamCard』 『すごい名刺管理』 電子化 人 機械 人と機械 精度 高い 低い 場合による 時間 遅い 速い 場合による 料金 無料 一部有料


上の表はだいぶざっくりとしたまとめです。詳細は今から順に説明していきます。

無料、手入力の『Eight』

Eight_icon

「完全無料」、「オペレーターによる手入力」が『Eight』の良い点です。
スマホで撮った名刺画像は外部に転送され、人の手によって電子データ化されます。
名刺を何枚データ化しても無料です。枚数制限もありません。今後、有料化される可能性はありますが、2014年8月現在では完全無料です。
ユーザー間で電子化した名刺やメッセージをやりとりしたり、タグ付けで名刺を管理したりする機能も無料で使えます。
残念な点は「時間がかかる」、「たまに電子化してくれない」、「紙の名刺がないと何もできない」といったところです。
電子化にかかる時間はまちまちで、数十分で終わることもあれば1週間待つこともあります。
また、繁忙期には住所や部署名、役職名などが電子化されないことがあります。氏名・会社名・電話番号・メールアドレスは必ずデータ化してもらえますが、他はその限りではありません。
あと、ユーザーによる手入力には対応していません。手元に名刺がないのだけれど、相手の連絡先を記録しておきたいというような場合は対応できません。

 

Evernoteと好相性の『Cardful』


Cardful_icon

『Cardful』はEvernote(エバーノート)との連携が極めて良いです。
スマホ(『Cardful』)とEvernote上の名刺データは同期されます。例えばパソコンのEvernoteアカウントから名刺データを編集すると、スマホのデータも変更されます。
また、スマホ、パソコンどちらからでも名刺にタグ付けでき、Evernoteのタグとして認識されます。
さらに、『Cardful』を使わずに撮った、Evernote内にもとからある名刺画像も電子化できます。
Evernote単体にも名刺読み取り機能はあります。ただ、スマホとの連携(住所をタップすると地図アプリが起動するなど)を考えると、現状では『Cardful』の方が便利です。
心もとない部分はOCR(光学文字認識)の精度で、いくらか誤認識はあります。それとアプリはiOS向けのみで、Androidでは利用できません。
料金面では「一部有料」の形を取っています。無料でデータ化できる名刺は1カ月に10枚までです。一度1,200円課金すればこの枚数制限はなくなります。月額料金など他の費用はかかりません。


Cardful_Screenshot

左は名刺をスキャンしている様子。右はテキスト化されたデータを修正する画面。

 

読み取りが高速な『CamCard』


CamCard_icon読み取りの速さ、

豊富な機能が『CamCard』の長所です。
撮影ボタンを押すと瞬時にカメラが立ち上がり、名刺にピントが合った瞬間シャッターが自動で切れます。撮影と電子化には3秒程度しかかかりません。

CamCard_Screenshot

あっという間に撮影が終わるので、スクリーンショットを撮るのが大変でした。

読み取り精度はまぁまぁです。凝ったデザインの名刺でなければ、おおよそ正確にテキスト化できます。
また、名刺データを既存の連絡先と同期させたり、エクセル形式で出力したり、電子メールの署名から名刺データを作ったりと多機能でもあります。
無料版アプリには電子化できる名刺の枚数に制限があります。有料版にはありません。

 

使い分けのきく『すごい名刺管理』


SugoiMeishi_icon「オペレーターによる手入力、OCRが選べる」

点が他のアプリと大きく異なります。時間がある時は手入力を頼み、急ぎの際は自分でデータ化するといった使い分けが可能です。
手入力は『Eight』と同じく無料です。しかし、企業サイトのURLといった一部項目のデータ化にはお金がかかります。
オペレーターに頼む場合、電子化にかかる時間はケースバイケースです。短ければ数分、長い場合は1週間を超えることもあります。
一方、OCRならすぐ電子化できますが、読み取り精度は極めて低いです。


SugoiMeishi_Screenshot

「〒150-0044 東京都渋谷区円山町23-2 アレトゥーサ渋谷6F」の読み取り結果が上の写真です。


また、取り込んだデータを既存連絡先と統合できない点も惜しいです。

 

まとめ

いやぁ、名刺の電子化は骨が折れます。一枚一枚写真を撮って、修正して...

もう連絡先はGmailとかで一元管理して、名刺は伝統的なファイルに収めるのが一番合理的なんじゃないでしょうか。
maysee_iconやむにやまれず電子化する場合は『メイシー』というサービスを利用するのも一策です。名刺を封筒に入れて郵送するだけで電子化してくれます。さらに出張サービスを頼めば、自宅までスキャンしに来てくれます。



根本的に何か間違っているような気がしなくもないですが、たぶん名刺はなくなりません。紙の名刺を管理するのは大変です。しかし、渡すのはラクなんですよね。


(てらさきりょう)

 

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