「終活」とは、自分のお葬式やお墓に関する活動を指す言葉。お墓ネット専門店「お墓まごころ価格.com」の調査によると、60〜70歳代のシニア層では約半数にあたる49.3%の人が、何らかの終活を行っているとわかったのだそうです。
しかしながら、終活をしている、もしくは終活するつもりだという人の約6割(59.9%)が「終活は独りでする(するつもり)=ぼっち終活」と回答。子世代の多くが「終活していたら相談してほしい」と考えているのとは、大きく意識がかけ離れる結果となっています。
調査対象となったシニア世代では、終活をする理由として「残された者・家族に、迷惑や負担を掛けたくないから」と考えている人が多いようで、「ぼっち終活」の背景にはこうした事情もありそう。
終活の実践率と実施意向を見てみると、最も実践率の高い「お墓を建てておく(決めておく)」に続いて財産や相続、自分の荷物をまとめておくといった昔からある項目が目立ちます。
また、それらに混じって「ソーシャルメディアやメールのアカウント処理を準備しておく」との回答が、実施意向として半数近くにのぼっているのは最近らしい傾向。SNSはさておき、メール等のデジタルな連絡手段は今のシニア層にもそれなりに普及していることがうかがえるデータです。
とはいえ、ネット時代のコミュニケーション術には「なんだかなじめない」と感じるシニア層が非常に多いのも事実。お盆というタイミングでもあることですし、ちょっと勇気を出して直接「父ちゃん母ちゃん、最近どうなのさ」といったあたりから終活についての話を切り出すなんてことも時には必要なのかもしれませんね。
「ぼっち終活」6割のシニアに"待った"! 生前墓「相談して欲しい」子世代が72.0%!|株式会社まごころ価格ドットコムのプレスリリース [PR TIMES]
(ワタナベダイスケ)