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スノーデン氏の再来? 米政府から100万人規模の「テロ容疑者」リスト流出

2014/08/12 19:00 投稿

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140811teror01.jpgその人数の多さにも驚きです。

米国のテロ対策機関『国家テロ対策センター(NCTC)』の要注意人物リストの情報を何者かが漏洩させていると、米メディアCNNなどが伝えました。

この話題の発端は、米ニュースメディア『インターセプト(The Intercept)』に掲載された記事の内容が機密扱いの文書に基づくものであると指摘されたことでした。この記事にはテロリスト及びその容疑がかけられた者を記録するデータベース『TIDE』から得たとおぼしき情報が含まれており、これは米国の機密情報であるとされています。

現在では100万人規模のテロ関係者とおぼしき人物が記録されているという『TIDE』ですが、インターセプトの記事では昨年8月時点でのデータが使われていると見られており、当時のリストにある要注意人物68万人がどんなテロ組織との繋がりを持っているかが具体的な数字を交えて明らかにされています。


140811teror02.jpg

(グラフはThe Interceptの記事より)

これによれば、当時のデータにある人物のうちアルカイダやハマス、ヒズボラといった既知のテロ組織と繋がっているのは全体の60パーセント。残りの40パーセントがどのような人物なのかは不明です。

またインターセプトのサイト設立に関わった人物が、米国の情報収集活動を告発した元NSA、CIA職員のエドワード・スノーデン氏(現在ロシアに滞在中)と繋がりがあったことから、この情報のリーク元として「第二のスノーデン」ともいうべき人物が存在しているとして米政府はこの人物を特定すべく調査を開始したとのこと。

今回の情報リークによる影響の規模は今のところ未知数ながら、セキュリティが硬い印象のある米国政府機関でも機密が漏洩する可能性があることを示した事例として、今後の動向に注目が集まりそうです。


米国家機密、新たな人物が暴露か 当局が調査 [CNN.co.jp]
Barack Obama's Secret Terrorist-Tracking System, by the Numbers [The Intercept]

(ワタナベダイスケ)

 

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