認知症にかかった独居高齢者が、タブレットやSNSを支えにしっかりと一人で生きることができる。そんな素敵なお話が、朝日新聞社の情報サイトdot.にて紹介されていました。
この男性は、若年性アルツハイマー病と診断され、25年務めた会社を退社。ショックで一時は目の前が真っ暗になったといいます。
そんな男性を、ショックから立ち直らせてくれたのがタブレットでした。アルツハイマーによってできなくなったことを、タブレットを介して補うようにしたことで、生活が大幅に改善されたというのです。
ITを活用した独居生活
たとえば、出かける時刻を事前にアラームで設定しておき、時間になったら用事の内容と一緒に表示するように設定しました。また、起床する時間を携帯のカメラで撮影しておき、忘れないようするなど、さまざまな工夫をされています。
また、フェイスブックを始めたことにより、知り合いも大幅に増えたといいます。アルツハイマーなどの認知症にかかると家にこもってしまいがちですが、人との交流が症状の進行を止めることに役立ってくれているのかもしれません。
さらにに詳しい男性の生活については、dot.をご覧ください。
まずは「始めてみる」ことが大切
認知症にかかるかどうかは関係なく、老後の生活でITが役立ってくれる場面は多いでしょう。苦手意識をもたず、まずは「始めてみる」ことが必要なのだと思います。
今はITをバリバリ使いこなしている人も、最初はみんなIT初心者でした。若い人たちに負けず、ITで生活をちょっとずつ良くしてみていってはいかがでしょうか。使っていれば、いずれ少しずつ慣れていくはずです。
また、以前本サイトにて、中年期から大量にお酒を飲んでいると、認知症にかかりやすくなるというニュースをお伝えいたしました。
http://www.tabroid.jp/news/2014/08/drink-dementia.html
現在、お酒に多くのお金を使っているようでしたら、それを少しスマートデバイスにも割り当ててみてはいかがでしょう。老後の不安を、少しでも取り除けるかもしれません。
タブレット端末が「認知症」悪化を防ぐ?[dot.]
(コンタケ)