メガバンクじゃなければ大丈夫、とはいかなくなってきました。
オンラインバンキングの口座情報を盗み取るトロイの木馬が、地方銀行にも攻撃の範囲を広げ始めています。シマンテックが、こちらのブログ記事でレポートしていました。
トロイの木馬とは、コンピューターウイルスの一種。感染していると、オンラインバンキングから不正にお金を引き落とされてしまう可能性があります。
今までのトロイの木馬は、主にメガバンクを中心に狙っていました。しかし、だんだんと地方銀行にも、攻撃の手を伸ばし始めたようです。
狙われる地方銀行
さらに、地方銀行の中でも大きな銀行を狙っているというわけでもなく、中位以下の銀行に対する攻撃も多く確認されたということです。「小さな銀行だし誰も狙わないだろう」とは、思わないほうが良いでしょう。
特に日本は、オンラインバンキングを狙った攻撃がイギリス、ドイツに次いで世界で3番目に多い国となっています。なんと、アメリカよりも多いんですね。
オンラインバンキングを使用する際は、サイトの挙動などに不審な点がないかなど、細心の注意を払ってください。
対策としては、ウィルス対策ソフトをパソコンにインストールしておけば、ある程度は予防できるかと思われます。ただし、これらのソフトも万能ではありませんので、怪しいリンクなどをクリックしないことも重要です。
フィッシング詐欺にも注意
また、銀行を騙ったメールで口座情報を聞き出す、フィッシング詐欺も相変わらず横行しています。銀行からメールが届いたら、本物なのかどうか十分注意してください。
http://www.tabroid.jp/news/2014/03/mufg-pcsite-notice.html
お金を簡単に動かすことができるオンラインバンキングは、常に狙われていると思っていた方が良いでしょう。
日本の地方金融機関を狙い始めたトロイの木馬 Snifula[シマンテック via マイナビニュース]
(コンタケ)